旅とか雑記とかを冗長に
(この文章の一部はフィクションです)
この日はもっと怠惰。
昼に起きて一服。
そのまま外に行くのが面倒になって夜まで部屋に引きこもり。
たまにバルコニーで一服しながら、ベッドの上で「監獄学園」でも読んでいたんだと思う。
記憶は無い。
夜になって重い腰を上げてバイクで海まで。
本日の1食目、ってか本日も1食だけ。
店の場所はココ。San Francisco's Bar & Restaurant。
この店は3回目。
この日もビーフステーキは無かった。
まずはビール。
続いてエッグヌードルとチキン。
普通に美味い。
食べ終わって、本日のクラブ活動へ出勤。
クラブの場所はココ。Cafe Lilliput。
誰もいない。
けれど海は綺麗。
手持ち無沙汰になってカクテルを注文。
「blue lagoon」と言うらしい。甘かった気がする。
フロアはこんな感じ。
この日も若干の消化不良を感じながらクラブを後にする。
帰りに引きこもり用のジュース類を買って帰宅し、この日は終了。
(この文章の一部はフィクションです)
昼に起床。
怠惰な生活は止まらない。
どこで昼飯を食べようかとバイクを走らせる。
もちろん警察署の前は通らない。
結局、アンジュナの土産物屋が集まっているエリアにある飯屋に入る。
店の場所はココ。Sea Rock Bar & Restaurant。
頼んだのはカレー。(何カレーかは失念)
美味い。
アラビア海は静かだ。
今日も牧歌的な1日が始まる。
食べ終えたら、宿に戻って「ヒナまつり」を読む。
「ヒナまつり」は超オススメ。
面白すぎる。
合間合間でバルコニーに出てチャラスを一服。
庭を見下ろすと、宿の少年が何やら作業をしている。
お互い目で挨拶。
横を見ると、別の部屋に宿泊しているインド人も一服しながら庭を見ている。
平和で静寂な時間。
こんな時間が永遠に続くといいな。
気がついたら夜。
クラブ活動にでも行くかと、バイクを走らせる。
クラブの場所はココ。Plan B(UV Bar)。
フロアは人が少ない。
僕以外はインド人100%。
ほとんどが飯を食っている。
インド人って踊らないのかな?いや、Hill Top Goaでは皆踊っていたし。
チャラスに酔いながら音を聴いて、なんか盛り上がらないのでこの日は宿に帰って終了。
(この文章の一部はフィクションです)
また昼に起床。
ゴミ箱がいっぱいになってしまったので、また部屋の外に置いて出掛ける。
この日は初日に入った歩いて行ける店で食事。
店の場所はココ。Nic Ice Creams。
バニラシェイク。
チョー美味い。
ホワイトソースのパスタ。
美味い。
これを選んだ理由は、前に他の店で食べたパスタがすんごい辛かったから。
インドのパスタって全般的に辛いのかな?
ホワイトソースなら安全だと思ってチョイス。
隣の商店に入って、引きこもり用アイテムを入手。
このグアバジュース、美味かったなー。
宿に戻るとまたゴミ箱ごと無くなっている。
宿の子供(今回は女の子)にゴミ箱を返して欲しいと言ったら、また通じない。
それをバルコニーから見ていたインド人のお客さんが間に入ってくれて、ようやくゴミ箱を入手。
また別の部屋にあったゴミ箱を僕にくれる。
その部屋の人が困るだろうに。
その後はたぶん一服しながら「新ブラックジャックによろしく」の続きを読んだと思う。
記憶は無い。
夜はクラブ活動へ。
クラブの場所はココ。Curlies Beach Shack。
こないだ道に迷ってたどり着けなかったクラブ。
今回は迷わず行けたぜ!
フロアは盛り上がっている。
最高!
動画だとこんな感じ。
そしてチャラスがある程度醒めたところで退散。
良い子は朝まで踊りません。
宿に戻ってこの日は就寝。
(この文章の一部はフィクションです)
昼頃に起床。
この日は水曜日。ゴアでは毎週水曜にアンジュナでフリーマーケットがあるらしい。
ちょっと行ってみたいかも。
(この文章の一部はフィクションです)
やはりこの日も昼前までダラダラして、昼飯を食べにバイクを走らせる。
この日は前日にバイクで通りがかって気になっていたドーサ屋。
ドーサは食べたことが無い。
チャンスがあったら是非食べてみたいと思っていたので、この店に入ろうと決めていた。
(この文章の一部はフィクションです)
昼前に起きて、ベッドでダラダラ。
この日は前日に回収されてしまったゴミ箱を取り戻さねばならない。
そもそもゴミ箱って英語で何て言うんだろう。
日本だと公園のゴミ箱とかに「trash box」や「dust box」って書いてあるけれど、なんか違う気がする。
「dust」ってゴミって言うよりホコリだし。
公園のような大型のゴミ箱と部屋の隅に置いてあるようなゴミ箱とでは言い方が違うかもしれないし。
早速調べる。
「trash can (bin)」や「garbage can (bin)」と言うらしい。
僕の賢さが3上がった。
部屋を出ると宿の子供が庭や空き部屋の清掃をしていたので、早速彼に憶えたての単語を使う。
通じない。
身振り手振りでやっと理解してもらえると、彼は他の部屋にあった空のゴミ箱を僕にくれた。
それでいいのだろうか。
この部屋の人はゴミ箱が無くなって困らないのだろうか。
ひとまずゴミ箱問題は解決。
今後同じやり取りがあった場合に備えて、ゴミ箱の写真を撮っておく。
通じなければ写真を見せればいいだろう。
その後、前日に行った食堂へバイクで。
店の場所はこの辺。店名は失念。
フレッシュオレンジジュースを注文。
しみるぜー。
前日のスイカジュースと言い、ジュースが爽やかで美味い。
クリスピーチキンとパラタも注文。
パラタに挟んでサンドイッチ風に食べる。
美味い。
宿に戻る途中、酒屋を散策。
ゴアにはポートワインとフェニーと言う、カシューナッツで作ったお酒があるらしく、是非飲んでみたいと思っていた。
フェニーは値段が高く感じたので諦める。(今思えば大して高いわけじゃないし、日本じゃ飲めないんだから買えば良かったと後悔)
ポートワインは酒屋を2軒回って安いのがあったので購入。確か100ルピー也。
早速宿に戻ってポートワインを飲んでみる。
甘い。
甘いけれど悪くない。
ポートワインを飲みながら、音楽を聴きながら、チャラスを吸いながら…
記憶が飛んで夜。
この間、たぶん前日の「ブラックジャックによろしく」の続きでも読んでいたんじゃないかな。
もう22時。
チャラスが少し醒めてきたところでバイクに乗ってクラブ活動へ。
途中、先日入ったマギー屋で晩飯。
店の場所はこの辺。店名なんて無い小さな店。
インドだけにマギーは辛い。
そしてクラブ活動。
クラブの場所はココ。Pirate's Cafe。
中はこんな感じ。
ガラガラ。
この写真は23時頃に撮影。ゴアで23時って早すぎるの?
いや、前夜に行ったHill Topはこの時間でも客は沢山いて盛り上がってたぞ。
音楽聴きながら2本ぐらい吸って、早々に宿へバイクを走らせてこの日は終了。
(この文章の一部はフィクションです)
昼前に起きて、ベッドでダラダラしてから昼食に繰り出す。
部屋のゴミ箱が一杯になっていたので、回収してもらえるようにゴミ箱をドアの外側に置いて出掛ける。
テキトーにバイクを走らせていたら、警察署の前で検問。
この警察署は、宿からアンジュナビーチへ行く時に通過する場所にある。
迂回もできるけれど、メインの道がココなので自然と通ることになる。
通過しようとしたら警官に呼び止められる。
警官「持ち物検査をする。鞄の中を見せろ」
(この文章の一部はフィクションです)
記憶が飛んで気が付いたら夜。
部屋をノックする音がする。
出ると宿のオーナーから、チェックインの時にパスポートを記録していなかったので貸して欲しいと言われる。
(この文章の一部はフィクションです)
ーーーこの日のミッションーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー
10時頃に起きて、レンタバイクを借りるために受付の小屋へ。
けれど小屋は閉まっていて誰もいない。
(前日のチェックイン時以外、この小屋が開いているのは一度も見なかった。代わりに、用事がある時は庭にいる宿の子供を捕まえて相談することになる)
しばらくして搭乗のアナウンスが聞こえ、飛行機へ。
デリーからゴアまでは2時間半。
あっという間にゴアの空港に着陸。
現金が少なかったので空港で両替。
対応してくれたお姉ちゃんは「街に出てから両替するとレートが悪いからここで全部両替しとけ」って言ったけれど今回は少しだけ。
そして後日、街の方がレートは良かったことが判明。
やっぱりな。
ーーーこの日のミッションーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー
この日はデリーからゴアまで飛行機で行く予定。
離陸は15:40。
時間があるので、後日デリーに戻ってから乗る予定の、アムリトサル行き列車のチケットを買ってから空港に行くことにする。
前夜はsimカード開通トラブルで寝たのが遅かったため、少し遅く起きてからチェックアウト。
メインバザールをニューデリー駅へ向かって歩く。
駅で外国人用のチケットオフィスを探して中に入ると、あらかじめ調べていた通り目の前に番号札の発券機を見つける。
発券機の前に立ちボタンを押してもディスプレイは無反応。
ぶっ壊れている。
周囲を見渡しても、職員らしき人はチケットを買いに来た人を相手にしていて誰も助けに来てくれない。
どうすれば良いんだろう。
チケットを買いに来た人は皆、何やら白い紙を持っている。
とりあえず接客しているカウンターに行って「紙が欲しい」と言ってみる。
紙には名前や行先を記入する欄があったので、埋めれる個所を全部埋めてから接客中のカウンターに行って渡す。
職員「これ、お前の番号な」
どうやらココでは自動発券機は無き物にされ、手書きの番号札が流通。インドクオリティw
いつ呼ばれるのかわからないまま、カウンターの近くで無心になって待機。
1時間弱待って、ようやく僕の順番。
書いておいた紙をようやく渡すと
職員「11/20にアムリトサルね。何時の列車がいいの?」
僕「午前中がいいです」
職員はカタカタとパソコンで検索。
列車と席が決まると「あっちで待て」と別のカウンターを指差す。
え?また待つの?
言われたカウンターの上には、番号札の番号を表示するディスプレイ。
もちろんこれも動いていない。
この日はたまたま壊れてた、ってわけでもなさそう。インドクオリティw
待っている客はそんなに多くないし、カウンターが4つあるのでそんなに待たないかと思いきや、ここでもひたすら待つ。
職員は対応が終わったら次の対応に移るまでに雑談。
そして水筒からカップにチャイを入れて優雅にティータイムまでかましてくれる。
隣にいた欧米人のおっさんはそれを見て苦笑。
ようやく自分の番号が呼ばれてカウンターに行くと、さっきの職員とのやり取りと同じような問答。
さっきの職員が列車を検索した時に予約できたんじゃない?
一体なんでこんなに非効率的なの?
大事な事なのでもう一度言いたい。
インドは何でこんなに非効率でイライラするのか。
ようやくチケットを手にするまで約2時間。
この後ゴア行きの飛行機に乗らなきゃ行けないし、空港までも時間かかるし、若干焦る。
これが戦利品。
ようやくチケットオフィスを出て、地下鉄の駅へ急ぐ。
途中で美味そうなスナックの屋台を発見。10ルピー也。
使い古された真っ黒な油で揚げた薄っすらカレー味のサンドイッチ揚げ。
Twitterには「おいちい」って書いたけれど、本当はイマイチ。
そして急いで地下鉄に乗る。
地下鉄って言っても途中から地上に出る。
空港に着いて、チェックインカウンターに行かねばと中に入ろうとするも、セキュリティで並ぶ。心の中では相当焦っている。
そしてようやく僕の順番。
セキュリティ「チケットを見せて」
僕「プリントアウトした紙でいいすか?」
セキュリティは渡した紙を見て衝撃の一言。
セキュリティ「お前はここに入れない。ターミナルが違う」
マジで!?
デリーの空港って、ターミナルが複数あるの???
チケットをよく見ると、出発空港がDelhi(T1)って書いてある。
そもそもココは第何ターミナルなんだ?
搭乗時刻は15:40。現在時刻は13:20。
周囲の人に今いるターミナルの番号を聞いても話がうまく噛み合わない。
もういい!とにかく急いで第1ターミナルに行く手段を見つけねば!
勘でエスカレーターを降りて、スーツを着た職員っぽい人に聞いてようやくバスでターミナル間を移動できることがわかる。
バスに乗るにはチケットを買わなければいけないらしい。
チケットカウンターに行ってバスに乗りたいことを告げると、早口の英語で答えが帰って来る。
早口すぎてわからねぇ。
すると、後ろから日本語に通訳してくれる人が登場。
振り返ると、後光を刺したインド人の青年。
どこの神様か存じませんが、ありがとうございます。
カウンターで搭乗券の半券を見せるように言われたので、前日に乗った到着便の半券を見せてバスのチケットをもらう。
で、バスを待つけれどなかなか来ない。
そもそも何分おきに出ているのか知らない。
バスを待つ人があふれている状態から察するに、頻繁ではなさそう。
それどころか、待っている人の数は1台のバスに乗れる人数より遥かに多い。
日本みたいにきちんと順番を守ってバスに乗る国じゃないし。
次のバス、人を押しのけてでも絶対に乗ってやる!
結局かなり待ってからバスが登場。
自分のいたターミナルから第1ターミナルまではバスでも結構長い。(絶対に歩いて行ける距離じゃない)
第1ターミナルに着いたのは13:50頃(搭乗時刻は15:40)。
急いでチェックインカウンターに行くと長蛇の列。
もう焦りまくってイライラMAX。
ようやくチェックインが終わり、セキュリティゲートにダッシュ。
この辺で飛行機を乗り過ごさない確信が持てて一安心。
搭乗の待ちスペースにアルコールが売っていたので、ビールを飲んで一息。
ふぅ、何とか間に合った。
ゴアでは何をしよう。
ビールを飲みながらジミ(コルカタで知り合ったインド人)に今朝開通したばかりの電話番号を連絡。
後日デリーに戻って来た時に、ジミの友達と連絡できるようにするため。
ジミは「デリーに行くなら友達を紹介するよ!」って張り切ってたんだけれど、本音を言えば、特に用があるわけでもない知らない人と電話して会うのもどうかと。
この辺、インド人と日本人の感覚の違いなのかな?
第一、シャイなので。
そして僕の英語力で電話ってかなりキツい。
スマホにsimの会社のアプリを入れて状況を確認してみると、こんな画面が表示。
「Daily Data Left 1.4GB」って、1日で1.4GBも使えるの?
日本で1ヶ月 3GBのプランを契約している僕にはありえない通信量。
あまりに信じられなくて、翌日に通信量がリセットされるまで自分の英語の理解が間違っているんだと思っていた。
ーーーこの日のミッションーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー
この日のフライトは11:20。
9時過ぎにカウンターに行けばいいので、遅めに起床。
シャワーとうんこを済ませてチェックアウト。
宿を出て3分で空港ターミナルに到着。便利。
空港って何度来てもワクワクする。
この日はJALでデリーまで。
なんとマイルの特典航空券。スゲェ!
普段の買い物でコツコツ貯まったマイルがついに航空券に。
チェックインはWebですでに完了済み。
でも荷物を預けなくてはいけない。
カウンターに行くと、どうやらセルフの機械で荷物を預ける方式の模様。
やり方がわからず戸惑っていたら、JALのお姉さんが来て機械を操作してくれる。
僕「フヒヒ、ドーモアザース」
(預け荷物がある場合、Webでチェックインする必要があるのか甚だ疑問)
それでは、いざ参らん!
機内に入りシートに座ると、前のシートと膝の間に空間が。
僕は身長があるので、大抵の場合は膝が前のシートにめり込んで苦労する。
さすが日本のフラッグキャリアだぜ!
LCCとは違うな。
モニタで番組を見ると、ゴルゴ13と外務省がコラボしたアニメをやっている。
これが結構面白い。
思わず一気見。
機内の音楽を聴いてみると、チャンネルが沢山。
J-POPのチャンネルは最新ヒットチャート。
J-POPはよくわからないけれど、鬼リピしていた乃木坂の曲が頭から離れない。
なんかとてもいい曲に思えてくる。
ちなみに乃木坂とAKBと欅坂の違いはわからない。
そしていよいよ機内食。
やっぱLCCとは違うな。金持ちになったらまた乗ろう。
2度目の機内食。
2回も出ちゃうんですかー?歓喜。
隣に座ってるターバンを巻いたバリバリのインド人に、写真中央の黄色い物体に肉は使われていないか聞かれる。
かぼちゃのサラダだったから大丈夫だと思うんだけれど、調味料とかに使われていたらマズいから「よくわかんない」って回答。
その後インド人はCAさんにも確認。
大丈夫って言われていたけれど、結局その物体には一切手を付けない。
インドが近くなると、窓の外にヒマラヤ。
たぶんカンチェンジュンガや、たぶんエベレスト。
とても綺麗。
そしてついに着陸。
到着しちゃいました、インドw
なんだろ?このインド特有のテンションの上がらなっぷり。
「ついに来たぞー!」じゃなくて、「うわぁ、本当に来ちゃったよ」って感じ。
良いトコなんだけれどね。インド。
飛行機を降りて進んで行くと、装飾がザ・インド。
入国審査を終えて預けた荷物を無事に受け取ると、目の前にsimカード屋を発見。
早速simを購入。
それにしても説明がまったく無い。
「1000ルピー。すぐ使えるようになるから」って言われただけ。
一体僕は何日有効で何GBのsimを買ったのだろう。
空港から街までは地下鉄にチャレンジ。
23年前に初めてこの地に来た時には地下鉄なんて無かったと思う。
あの時は、深夜に着いてビビってる僕に声を掛けてくれた日本人と一緒にタクシーで街に入った。
で、タクシーを下りる時に、最初の言い値と違うことでその日本人が運ちゃんと大喧嘩。
「え!インドってこんなにハードなの!?ヤバイ国に来ちゃったじゃん」って血の気が引いた記憶が鮮明に残っている。
今回はそんな揉め事が無い地下鉄でスムーズに街まで来ることができる。
地上に出ると目の前がニューデリー駅。
カラフルなライトアップで時代の変遷を感じる。
駅を越えて線路の反対側が、宿のあるメインバザール。
でもこの駅を越えるのが大変。
まず駅舎にたどり着く前に数人から声を掛けられ、「駅の向こうへは歩いて行けない」とか「祭りがあって駅の向こうは入ることができない」とか言われる。
Webにも某ガイドブックにも書いてあるお決まりの詐欺が横行。
宿を予約した際にも「詐欺が多いから誰も信じるな。タクシーも信じるな」って宿からメールが来たぐらい。
駅舎に着くと、入り口に金属探知機。
ココで酷い渋滞。そして横入り上等。
やっと駅を越えることができてメインバザール。
分かりやすいようにメインバザール沿いの宿を予約していたから、スムーズにチェックイン。
部屋は軽く汚いけれど、まぁ良しとしよう。
宿の場所はココ。All Iz Well。
少し休んでから、腹ごなしをするためにメインバザールへ。
目の前がメインバザールなので好立地。
近くの食堂で早速注文。
頼んだのはマトンカレー。
さすが本場インド。
近所のインド料理屋と同じ味。
違いのわからない男がここにいる。
満足して宿に帰還。
長距離移動の疲れを癒そうとシャワーを浴びるがお湯が出ない。
お湯が出ないホットシャワー。安宿あるある。
うん。明日浴びよう。
トイレにトイレットペーパーが無かったので、もらいに行こうと部屋を出ると、タイミング良く清掃スタッフ発見。
しかしもらったトイレットペーパーは新品なのに5mぐらいしか巻かれていない。
トイレットペーパーの質が悪くて巻数が少ないのはあるあるだけれど、この短さには驚愕。
(こういうこともあろうかと、念のために日本のトイレットペーパーを2ロール持って行っている)
ひと息付くと、今度は停電。
そのうち復旧するだろうと待っていても、一向に電気はつかない。
仕方無いので部屋を出ると、廊下は明かりがついている。
もしかして僕の部屋だけ?
受付で事情を説明して、部屋のブレーカーを上げて何とか復旧。
ノートPCを使っていただけなんだけど、ブレーカー弱くない?
翌日に備えて寝ようと思ったけれど、大事なことを忘れていたことに気が付く。
さっき空港で買ったsimカードが使えるのか確認しなくては。
そして電話番号が決まったらジミ(コルカタで知り合ったインド人)に連絡を取る約束をしている。
おさらいして書くと、僕はsimカード屋から「すぐ使えるようになるから」って言われている。
でもスマホを確認してもアンテナは立っていない。
急いで宿のWi-Fiに繋いで買ったsimカードについて調べると、こんなことがわかった。
simカード屋から聞いてないことだらけ。
そして明日別の州に行くんですが。
果たして開通されるのか。
待つことしかできない僕は、不安を感じながら就寝。
(これでこの日は終わらない)
ぐっすり寝ることなんてできず、夜中に何度も目が覚めて開通されているか確認。
ようやく開通を確認できたのは朝方4時。
今回の旅もフライトが午前便だったので、出発前日に成田入り。
成田空港行きのシャトルバスを待っていると、欧米人が不安そうにバスを待っている。
大丈夫。僕もバス停が本当にココなのか不安だから。
今回はいつもと違うバス停。
大きな荷物を持って不安な顔をした巨体が2人、ベンチに鎮座。
時間通りにバスが来ると、欧米人は僕にこのバスでいいのか尋ねて来る。
空港に行くならこのバスで大丈夫だと説明するも、まだ不安は拭いきれないようで、運転手に確認している。
バスの出発と同時に突拍子もない声のアナウンス。
なぜならココはキ○ィーちゃんの住処のあるサ○リオピューロランドの駅。
予定通りにバスは成田に到着。
これから始まる旅のために両替を済まして、缶チューハイタイム。
明るいうちにベンチで飲んでいる姿を俯瞰すると、ちょっとヤバい奴。
しばらくしてから吉野家で晩飯。空港に吉野家は便利。
そして宿にチェックイン。
宿の場所はココ。ナインアワーズ成田空港。
チェックインの時に「以前にもご宿泊されてますよね?上段と下段のご希望はありますか?」って聞かれる。
顧客管理スゲェ。
もちろん下段をチョイス。
この日はテキトーにネットサーフィンして就寝。
今回の旅はどの区間を旅しようか迷いました。
前回旅したバンコク-コルカタより東を攻めるか、西を攻めるか。
結局決めたのはインドのデリーからパキスタンのイスラマバードまで。
理由はこんな感じです。
前回のゴール地点だったコルカタからデリーまでは、過去に列車で移動したことがあったので割愛しました。
出発前に、前回の旅で知り合ったコルカタ在住のジミ(仮名)に「またインドに行くよ」ってメッセージを送りました。
ジミは「また一緒に遊ぼうぜ」ってノリでしたが、今回の旅ではコルカタに行かない旨を告げると、デリー在住の友達を紹介してくれることになりました。
インド到着後にsimカードを買い、電話番号が決まったら教えて、連絡を取り合う約束をしました。
この時点では「英語で電話は苦手なんだよなー」って少し不安。
そしてせっかくインドに行くならゴアで遊びたい気持ちが強かったため、ゴアに立ち寄ることにしました。
ゴアでの滞在日数はできるだけ長く取れるようにスケジュールを組みました。
しかし調べるとゴアって想像していたより広いみたい。
移動もバイクをレンタルしなきゃ不便なようだし、いつどこでパーティーがあるのかもよく分からない。
それとバイクは検問で免許をチェックされるようなので、事前に国際免許証を取得しておきました。
最寄りの警察署で簡単に申請できたのですが、即日発行じゃないので少々面倒に感じました。
インドに続き、パキスタンのビザも郵送での申請ができました。
正確にはWebから申請書をダウンロードしてプリントアウト。いくつかの項目を記入して必要書類とともに郵送しました。
申請にはパキスタンでの滞在先の予約確認書が必要なため、Booking.comでキャンセル料無料のテキトーな宿を予約して、その宿の確認書を同封しました。
ビザ取得後に宿はキャンセルしました。
受け取ったビザは、白黒でいかにもイスラム教って感じのデザイン。
とても格好いいビザでした。
第1章の最初に、この旅に出るきっかけとなったうつ病からの退職について少し書きました。
退職してから生活に支障をきたすほどに体調が悪くなることは無かったのですが、タイミング悪くこの旅の出発2日前にガクンと悪くなってしまいました。
思い当たることはあるのですが。
出発するかしないか迷いましたが、動けなくなるほど悪くはなかったこと、本当にヤバくなったら帰って来ればいいこと、そしてゴアでのんびりと過ごせば気が晴れるかもしれないという淡い期待もあって出発することにしました。
ここまで準備して、直前にやめたくなかった気持ちも正直ありました。
この病気にはいつも悔しい思いをさせられる。
旅したルートと日程を記します。
黄色の線(コルカタ-デリー間)は過去に通過したことがあるため、今回の旅では割愛しました。
1日目 | 11/7 | 日本 / インド | 成田 > デリー |
2日目 | 11/8 | インド | デリー > ゴア |
3日目 | 11/9 | インド | ゴア |
4日目 | 11/10 | インド | ゴア |
5日目 | 11/11 | インド | ゴア |
6日目 | 11/12 | インド | ゴア |
7日目 | 11/13 | インド | ゴア |
8日目 | 11/14 | インド | ゴア |
9日目 | 11/15 | インド | ゴア |
10日目 | 11/16 | インド | ゴア |
11日目 | 11/17 | インド | ゴア |
12日目 | 11/18 | インド | ゴア > デリー |
13日目 | 11/19 | インド | デリー > アムリトサル |
14日目 | 11/20 | インド | アムリトサル |
15日目 | 11/21 | インド / パキスタン | アムリトサル > アタリ > ワーガ > ラホール |
16日目 | 11/22 | パキスタン | ラホール > イスラマバード |
17日目 | 11/23 | パキスタン | イスラマバード |
18日目 | 11/24 | パキスタン | イスラマバード > |
19日目 | 11/25 | 中国 / 日本 | > 北京 > 成田 |
アジアハイウェイ1号線の旅 第1章は、タイからインドまでを陸路で旅しました。
題して「激走東南アジア編」です。帰国後に命名しました。
「楽しかった?」と聞かれれば「ツラかった」と答えるような旅でした。
なにより長距離移動がツラかった。
そしてツラかったけど、冒険心を十分満たせる旅でした。
ミャンマーやインド北東部は、最近になるまで外国人が自由に旅することが禁じられていました。
またバングラデシュは旅行者が少ない国と言われているようです。「地球の歩き方 バングラデシュ」は、2015年に初めて出版されましたが、その後改訂版が出版されていないのは、需要が無いからかもしれません。
まさに空白地帯。
旅行前にできる限り情報収集を試みましたが、有用な情報があまり得られない状態での出発となりました。
一体何日ぐらいでゴールできるのか、わからない不安もありました。
ネットやスマホの無い時代に旅していた時には、当たり前のことだったんですけどね。
僕が軟弱になったのかな。
今回のルートは、まさに手探りの旅。
僕の記録が、次にこの地域を旅する誰かの役に立てれば幸いです。
そして「行こう」と思わないまでも、「行ってみたいな」と思ってもらえれば、この文章を書いた意味があるかなと思います。
アジアハイウェイは本当に日本から続いていました。
ミャンマーの奥地やインド北東部の未舗装路にも、アジアハイウェイ1号線を示す「AH1」の看板を見つけました。
感慨深かったなー。
アジアハイウェイ1号線の旅はまだ途中です。
東京から今回の旅のスタート地点バンコクへ、ゴール地点コルカタからトルコへ。踏破しなければならない都市はまだまだあります。
旅の終わりに僕がTwitterへ投稿したコメントを引用します。
旅も終焉を迎え、空港なうです。
— ぴーす (@peace0727) September 23, 2019
今回はタイからインドまで最近開かれた陸路のルートを手探りで巡りました。
沢山の出逢いがあり、笑いあり、涙はそんなにないか…良い経験ができました。一言では語り尽くせません。
ミャンマー、心臓をえぐり取られる気持ちになった少女の乞食。
— ぴーす (@peace0727) September 23, 2019
インド、年齢、ヘアスタイル、名前(ぴーす)と色々同じで意気投合して夜の盛場で遊んだインド人
バングラデシュ、もう全員!
色んな出逢いがありました。
「乞食」という単語は、現代において不適切な表現であると理解していますが、僕が得た彼女の印象は「物乞い」でも「ホームレス」でもなかったので、あえて「乞食」の表現を使いました。
次に、旅した各国の印象などを書いておきます。
実は今回の旅の2ヶ月前に、マレー半島をシンガポールからタイまで縦断しました。この旅については、機会があれば書きたいと思います。
タイでは、バンコクの屋台を撤去する政策が2016年から施行されたらしく、屋台街の規模がずいぶん小さくなっていました。あれほど賑わっていたカオサンロードの屋台もほとんどありません。
僕が好きだったカオマンガイの屋台も無くなっていました。
バンコクの魅力が減ってしまい、少し残念です。
今回の旅では、スタート地点と帰りの経由地がバンコク。他の街には行っていません。
バンコクは大都市なので、何をするにも困ることはなく、とても過ごしやすい街でいいのですが、何度も訪れたことがある僕にとっては飽きた感が否めませんでした。
個人的には、タイの魅力は地方の方が感じられるかな。
まだ行ったことの無い場所に行ってみたい。
ミャンマーは急ぎ足で通り過ぎた感が否めません。
街ブラはヤンゴンでの1日だけ。
なのでミャンマーの魅力があまりわかっていないのが正直なトコ。
今回の旅で一番印象に残っているのは、ヤンゴンで会った少女の乞食。
彼女の誰へ向けるでもない、それでいて必死な目と声は僕の心に突き刺さりました。
世の中は理不尽なことが多いけど、彼女が背負っている理不尽と言うか業と言うか、そんな物はあまりに重すぎる。
僕には何もできないもどかしさ。
できれば僕が去った後、渡した数枚のお札を見ながら「また馬鹿な旅行者が金をくれた」って不敵な笑みを浮かべて欲しい。
そうしてくれれば僕も少しは救われるし、救われたい。
またミャンマーは非常にインフラが遅れている印象を受けました。
都市部を繋ぐ道路以外は、日本では考えられないぐらいの悪路でした。
ただの旅行者である僕がミャンマーのインフラの享受にあやかる必要は無いですが、ミャンマーの発展のためにインフラを整えて欲しいと感じました。
そうすれば地方部から都市部へ労働力が流入しやすくなったり、生活水準の格差が少しは均一化されるんじゃないかな?
同じ100kmでも整ったインフラと悪路じゃ距離感がまるで違う。
帰国後調べたら、日本のODAはミャンマーに対して十分援助しているようなので、このままこれを継続して欲しい。
ミャンマーに行く機会がある人がいたら、今は飛行機での移動をおすすめします。
この地域へは、行く前からワクワクしていました。不安はそれ以上あったけど。
僕のインドの印象は、23年前に初めての海外旅行でインドに行った時のまま止まっていました。
その時には、インド北東部は入域許可証がなければ入れない地域だったし、許可証があっても入れない都市が沢山あったと記憶しています。
未だにガイドブックに詳細は書かれていないし、ネット上にもほとんど情報がありません。
こんな地域へミャンマーから入ることには冒険心をくすぐられました。
実際に行ってみて感じたのは、僕が想像する「インドのイメージ」とは少し違う空気感。なのに「インドのイメージ」からそこはかとなく逸脱しきれないインド感。
この辺、上手く説明することができない。
行けばわかるさ。
歴史に詳しくない僕にとって、インパールは「たぶん激戦地?」ぐらいしかわかっていませんでした。
遠い異国の地、過酷な作戦下で亡くなられた多くの英霊達はどれほど無念だっただろうと考えることができました。
交通機関も宿も飯屋も旅行者には優しくなかったし、見所もあまり無かったけど、一味違ったインドを感じることができる地域でした。
バングラデシュでは、書き切れないぐらい沢山のヒーロー現象がありました。
この現象は、旅行者によってはウンザリする人もいるみたいだけど、僕にとってはこの国の人の明るさや優しさ、幸福さを肌で感じることができて嬉しく感じました。
この国の人達が僕と色々話したい気持ちがあったように、僕もこの国の人達と色々話したかったから。
他の国に行った時も「色々話したい!」って思うけど、自分の英語力や相手の英語力、そしてなにより僕のシャイな一面が邪魔してなかなか一歩踏み出せない。
バングラデシュでは多くの人に優しくされ、チャイやタバコをおごってもらいました。
日本ではタバコのイメージは悪いけど、コミュニケーションのアイテムとして、タバコやチャイを奢る行為が普通にありました。
「タバコ(またはチャイ)をおごるよ」は「君と話がしたい。ゆっくり話でもしないか?」の意味だと好意的に受け取っていました。
それほど長くいたわけじゃないけど、毎日誰かと出会って、何かが起こって、何かを発見して、感動がありました。
リピートしたい国ナンバーワン!
旅行者が少ないと言われているバングラデシュ。
最初から最後まで、外国人は誰一人として見ませんでした。
いや、思い返せばバンコク以外で外国人旅行者は見ていないや。
23年前、デリーへ入国してコルカタ(当時はカルカッタ)から帰国しました。
今回もコルカタがゴールの地となりました。
街ブラしながら気づいた23年前との違いは
って感じです。
物乞いが減ったのは、インドが豊かになったのかな?
そうだとすれば嬉しい。
そうそう、前にコルカタを訪れた時には、それ以前と比べて物乞いが減ったと言われていました。
その原因が「インド政府が物乞いをトラックに乗せてデカン高原に捨てたから」って言われていたことを思い出しました。
旅行者の噂の類だけど、インドだけにありえない話でもない。
街を走るタクシーやオートリキシャーは以前のまま。
それがまだ現役。今やクラシックカー。(当時もクラシックカーだったけど)
インドは23年の歳月を経てもちろん変わったけど、一番変わったのはインドと言う強烈な個性のある国を受け止める自分の心だったように思います。
コルカタでは友達もできたし、一緒に遊んで楽しかった。
ジミとは今でもLINEで連絡を取り合っています。
午前中に成田到着。
もちろん座った姿勢で熟睡なんてできなかった。
首がグラグラした状態で寝れる人が羨ましい。
出国の時と同様に、入国の機械式ゲートを通過してパスポートにスタンプを押してもらう。
最近はお願いしないと押してもらえない。
パスポートのスタンプは集まると嬉しいので、忘れずにもらいたい。
税関の審査を終えてゲートを出ると、TV番組「YOUは何しに○○へ?」がロケ中。
本当に入国したばかりの人にアポ取ってるんだ。
バスと電車を乗り継いで、自宅へ着いたのが夕方。
嫁さんはまだ帰っていない。
家のドアを開けて「ただいまー」と言うと、嬉しそうなオカメインコの声。
僕のこと、憶えてくれているみたい。
カゴから出してあげると思いっきりデカいウンコ。
無事帰宅。
スマホにつけているお小遣い帳を見返すと、この日の晩に近所のラーメン屋に行ったみたいなんだけど、まったく記憶に無い。
そして翌日には二郎に行ったらしい。
今回の旅を一言で言うと苦行。
ケツが痛くなりながら、長距離バスにずーっと乗っていた印象。
前半は精神的に辛かった。「もう帰りてーなー」って思っていた。
後半は日々の出会いやハプニングを楽しめた。
その辺はまとめとして文章を書いてみようと思う。
ーーーこの日のミッションーーー
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この日は帰国日。
出発は深夜1時頃。
そして宿のチェックアウトは12時まで。
特にやりたいことは無いので、宿を出たら目的なく街ブラする他ない。
ギリギリまで宿でゴロゴロして、12時にチェックアウト。
荷物は宿に預かってもらうことにする。
近くのカオサンまで歩いて、パッタイと空芯菜炒め。
カオサンのパッタイともこの日でお別れ。
この日はあいにくの雨で、街ブラ日和ではない。
「別に行くトコ無いしなー」と少し困る。
とりあえずマッサージで時間を潰す。
苦手なタイ古式マッサージ。
「せっかくタイに来たんだし、もったいない!」と最後の悪あがきで受ける。
やっぱり痛くて苦手。
旅行の最終日って、悪あがきして色々なものを食べたり、買ったりしちゃうのは僕だけかな。
何か他にお土産になる物があるかと思ってコンビニに入ると、効きそうな栄養ドリンクを発見。
また最後の悪あがきをしてしまう。
それでも当然時間は余るので、カオサンから北の方へ歩いてみる。
静かな住宅地でローカル感満載。
歩いていると雨が強くなってくる。
ヤバい。スコールが始まる。
ミャンマーで買った傘を急いで鞄から出して差すけど、傘じゃ間に合わない豪雨。
ちなみにこの傘はすでに壊れかけている。
そしてここは住宅街。
雨宿りなんてできない。
急いでカオサン方面へ走ると、小さなカフェを発見。
雨が止むまで休むことにする。
スコールなんて30分もしたら止むかと思っていたけど、一向に止む気配が無い。
1時間ぐらい待って少しだけ雨の勢いがおさまったので(それでも大雨)、頑張って外に出る。
まだ時間が余っているので、本日のマッサージ第2弾。
さっきのタイ古式マッサージで身体が痛くなっていたので、今回はフットマッサージ。
タイで時間を持て余したら、やっぱりマッサージ。
フットマッサージは至高。
そうこうしていたらすでに17時頃。
通常だと、空港までタクシーで1時間弱ぐらい。
でもバンコクの夕方は交通渋滞が酷いので、倍ぐらい時間がかかるかもしれない。
またこの時間帯は乗車拒否や料金を吹っ掛けられて値段交渉が大変。色々面倒臭い。
早目にバンコクから出ることにする。
宿に預けた荷物を取りに行ってから、タクシーが捕まる場所まで歩く。
カオサン周辺にいるタクシーは、旅行者相手に高い料金を吹っ掛けてくるので、少し歩いて流しのタクシーを捕まえる。
タクシーは順調に走って、19時頃にドンムアン空港に到着。
まずは腹ごしらえ。
バンコクに着いた時にも食べたおかず飯屋へ直行。
やっぱりおかず飯は美味い。
その後は空港内をウロウロしたり、(床にだけど)横になれる場所でスマホをいじったりしながらチェックインまで待機。
ちなみにこの横になれる場所は、国際線ターミナルの3階か4階にある展望デッキ。(記憶が不確か)
トイレが近くにあるし、ほとんど人が来ないので、床で横になることに抵抗が無ければおすすめ。
ベンチは少しあるけど、大体誰かが座っている。
いい加減飽きたところで、チェックインの時間。
カウンターに行くと当然日本人が多い。
いつもこのタイミングで少しホッとする。
もう日本語喋っていいんだー(おのれの語学力不足)
困ったことがあっても不安になる必要は無いんだー(他力本願)
成田でチェックインした時と同様に、パスポートだけでチェックインできるか試してみる。
結果、やっぱりOK。(タイライオンエアーの場合)
航空会社によってEチケットの扱いは違うみたい。
でもやっぱりプリントアウトした紙は持っていた方がいいかも。
出国審査と手荷物検査を終えて、免税店エリアに入ったのが22時前。
深夜1時の搭乗までは時間がある。
少し腹に入れておこうと思い、マクドナルドのマックチキン。
うん。日本と同じ味。
その1時間後、売店で売っていた牛肉のハンバーガーをパクリ。
僕の胃袋はとどまることを知らない。
と言うか、旅の終わりが名残惜しくての悪あがき。
満腹になった僕は、飛行機に搭乗して速攻で就寝。
この日も特にやることは無い。
帰国までの時間潰しみたいなもの。
朝起きて少し街ブラ。
屋台でフライドチキンを食べたり、食堂でカオマンガイトートを食べたり。
カオマンガイトート:チキンスープで炊いたご飯に揚げ鶏を乗せた美味しい料理
店の場所はココ。
食べて思ったのは、僕はカオマンガイが好き。
揚げた鶏は好きだけど、ご飯と一緒に食べるのは茹でた鶏の方が合う。
好みの問題だけど。
さて、やることも無いのでウィークエンドマーケットに行ってみることに。
このマーケットに行くのは2回目。
1回目はその広さに疲れて全部回れなかった。今回は行けなかった場所を見たい。
ペットもいるらしいので、そのエリアを重点的に。
タクシーに乗って降ろされたのは、ラッキーにもペットエリアの近く。
子犬とか熱帯魚とかを売っている小さな店が所狭しと並んでいる。
その中で気になったのは小鳥屋さん。
なぜなら僕(正確には嫁さん)はオカメインコを飼っている。
いるいる。
可愛いオカメインコが沢山いる。(写真撮影NGだったので写真は無し)
見ていて飽きない。
他のインコやオウム系の店も何軒か見て回る。
まだ子供かな。カワイイ。(この店は撮影OK)
狭くて風通しの悪い場所だったので、すぐに疲れて休憩。
アボカドとパッションフルーツのジュースを見つけて飲んでみる。
美味い。
その後は少しプラプラ。
お土産屋さんも飽きたので宿に戻る。
途中のお茶スタンド(って言うのかな)でタピオカミルクティーを買って、宿でゴロゴロしながら休憩。
店の場所はココ。
夕方になり、夕飯を食べに出陣。
また二郎系に行くことにする。
翌日の夜に帰国便に乗るから、今のうちに食べれる物はできるだけ食べておきたい。
この日に目指したのは、タニヤ通りにある「内田屋」。
初めての店でちょっとワクワク。
タニヤ通りは日本人街になっていて、カラオケ(たぶんお姉ちゃん系だけど、入ったこと無いので知らない)や、日本食レストランばかりある。
第一言語が日本語、第二言語がタイ語、ずーっと離れて第三言語が英語みたいな場所。
タクシーを降りると、目の前に日本居酒屋の呼び込み。
呼び込み「(日本語で)今晩ココで飲みませんか?」
僕「内田屋ってラーメン屋に行きたいんですが」
呼び込み「あ、それならあそこですよ」
安心の日本語。
教えてもらった方角へ歩いていくと内田屋を発見。
店の場所はココ。
カウンターに座って、メニューを見て注文。
「二郎ラーメン」着丼。
麺リフト。
ジロリアンとしては本家の二郎にはかなわない印象。
どちらかと言うと、前回食べた「のじ屋ゆうし」の方が好み。
感想を書くと
麺良し、スープやや物足りない、豚やや物足りない。
(こう書くと低評価に見えるけど、十分満足)
腹いっぱいになってから、少し街ブラ。
途中にあった土産屋になんとなく入ってみたら、店員から声をかけられる。
店員「どれが欲しい?」
僕「いや、見てるだけ(どれも欲しくない)」
店員「これは~」
あまり興味無い説明が始まる。
僕「これっていくら?」
買う気も無いブッダのお面を指差す。これが間違いの始まり。
店員「これは950バーツ」
僕「高いね。いらない」
店員「いくらなら買う?」
なんだか面倒な流れになりそう。
買う気は無いので、この返答は「いくらでも買わない」が正解なんだろうけど、先に値段を聞いた手前その返答はできない。
絶対に下がらないだろう金額を言って、店員を諦めさせる作戦に出る。
僕「200バーツ」
店員「850バーツ!これでどうだ!」
店員は大袈裟に言いながら、強引に話を進めてくる。
僕「いや、200バーツじゃないと買わない」
店員「よっしゃ!800バーツ!今袋に入れるから」
僕「いやいや待って」
こんな問答を繰り返して、なんと200バーツまで下がってしまう。
こうなったら「やっぱ、買わない」とは言えない。
950バーツを200バーツまで下げた僕の勝ちとも言えるけど、まったく要らない物を買ってしまった僕の負けとも言える気がする。
(このやり取りは、Twitterで300バーツと書いたけど誤記。確認したら、最終値は200バーツ。どーでもいっか)
この後、お面を梱包してくれた別の店員が、チップを要求したのは忘れない。
払わなかったけど。
お面は自宅の掛け軸をかける場所にかかげてある。
帰国便は翌日の夜なので、実質この日がバンコク最後の夜。
場所を移動して、アソーク駅近くのゴーゴーバーで水着のお姉ちゃんを見つつビール。
何杯か飲んで、そそくさと退散。
やっぱりゴーゴーバーは飽きた感が強くてあんまり面白くない。
僕にとってゴーゴーバーは、時間潰しと言うか、酒飲みたいだけと言うか、そんな場所。
他にバンコクの夜で楽しいことがあったら教えて欲しい。
嫁さんとバンコクで夜を過ごすなら、ルーフトップのバーに行くとか、ムーガタを食べたりしたいけど、1人だとなー。
ムーガタ:タイの鍋みたいな食べ物
宿に帰る時、せっかくなのでGrabでタクシーを呼んでみることにチャレンジ。
Grab:タクシーの配車サービス。スマホアプリで呼べる
ちなみにインドで知り合ったジミがタクシーを呼んだのはOLAと言うインド版Grab。
大通りまで出てアプリを起動。
自分の顔写真を撮ると、アプリが近くのタクシーを呼ぶ。
タクシーの位置がマップに表示されて近づいて来る。
マップのタクシーは通り過ぎてUターン。
またマップのタクシーは通り過ぎてUターン。
またまたマップのタクシーは通り過ぎてUターン。
タクシーの運ちゃんは僕を見つけられないようだ。
タクシーの運ちゃんからメッセージが来る。
運ちゃん「どこにいるの?」
僕(なんて説明していいのかわからない)
仕方ないので、立っている交差点の写真を送る。
その後、タクシーが何度も通り過ぎるのがスマホを通じてわかるんだけど、目の前にはタクシーが沢山走っていてどれが呼んだタクシーなのかわからない。
僕「ごめんなさい。ダメそうだからキャンセルします」
諦めて流しのタクシーで宿の近くまで帰る。
Grabは人やタクシーが多い場所では使いづらいかも。
タクシーを降りたら近くのセブンイレブンに入って、嫁さんや実家へのお土産をセレクト。
僕がお土産にいいなって思っているのは「DENTISTE’」って言う歯磨き粉。
口の中がサッパリしておすすめ。
最後に宿の前にある屋台で焼き鳥を何本か買って、宿でムシャムシャしてこの日は終了。