旅とか雑記とかを冗長に

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captures #103 | やまじぞう



今や仏教からも神道からも離れ

土地土地で色合いが異なる土着的な存在

里の誰かが此処まで前掛けを着けに来て何事かを拝んだんだろうな

2009-11-21 某里山(東京都)

captures #099 | 夕富士



もうすぐ今日が終わる

2013-03-09 塔ノ岳(神奈川県)

captures #098 | ウソッコ沢



静寂に包まれた無人小屋

2012-07-21 ウソッコ小屋(静岡県)

captures #094 | 薄雲



しんどいけど最高

2010-09-19 杓子平付近(岐阜県)

captures #087 | 最深部



神奈川県の最深部

満天の星と煌びやかな夜景に挟まれた静かな小屋

2012-01-07 蛭ヶ岳(神奈川県)

captures #084 | 尊仏



明の終わり

暗の始まり

2014-01-11 塔ノ岳(神奈川県)

captures #082 | 積乱



雲と同じ高度

日没直前

一瞬朱に染まる

2010-08-17 赤岳(長野県、山梨県)

captures #079 | セイント・マウンテン


血の涙流して縦走

白目剥いて登頂

2012-07-23 聖岳(静岡県、長野県)

captures #077 | ハートマーク


尾根上すべてのピークを討ち取り満身創痍

テント場手前に見つけた誰かが型取ったシャンティ

2015-12-05 雲取山(東京都、埼玉県、山梨県)

captures #075 | サンダーバード



冬毛に生え変わる過渡期

標高3000mで冬を迎える雷鳥

2012-10-27 仙丈ヶ岳(山梨県、長野県)

captures #068 | 同心



     

大同心だか小同心だか

雲間から顕現

2010-08-17 横岳(長野県)

captures #064 | ウケケケ



     

3000m峰に挟まれた立地に白根の番人立ちはだかる

「ずっと見てたけど、お前、早いな」と脚を褒められ

少し歯に噛む

2011-08-14 農鳥岳(山梨県、静岡県)

captures #063 | キョロキョロ



     

なめこたっぷりの椀、美味し

2009-11-15 城山(神奈川県、東京都)

captures #059 | オワリハジマリ



一生忘れないような出来事に出会えた

2013-08-03 北岳(山梨県)

captures #055 | 足元に



秘密の花園

2010-06-19 金峰山(山梨県、長野県)

captures #051 | 風薫る



尾根に出ると

美しくも異様な山体が現る

2010-07-31 燕岳(長野県)

captures #048 | 薄手火蛾



口が退化して食事がとれず、羽化後の寿命は短い

一瞬の繁殖のためだけに半年もの間じっと繭の中でその時を待つ

2009-11-28 権現山(山梨県)

captures #042 | 男前坂



来る山来る山必死に押さえ込まねばならない長い尾根

後悔が満ちた頃、直登しか許さない絶望の権化

2015-02-15 高丸山(東京都)

実はあまり山が好きでもない話

event_note1/08/2022 forumNo comments


山に登り始めたのは2009年。

かれこれ13年。

僕がたまに山を歩いていることを知っている人は、僕のことを山好きだと思っていると推測。

そんな僕が何故山に登るのか、周囲の期待を大きく裏切る後ろ向きな理由にフォーカスして冗長な駄文を糞ひり出すかの如く投稿。

山の好き度

ハッキリ言うと山はそんなに好きじゃない。むしろ嫌い要素が多い。

嫌い度70%、どちらでもない度20%、好き度10%ぐらいの割合。

そう、ほぼ嫌い。

好き度は10%しかない。

多分山に登らない人と同じ程度。

嫌いな理由

いい機会なので嫌いな理由をつらつら書きながら自己分析。

理由1:しんどい

これが嫌いな理由の内、大きな割合を占める要素。

息切れするし、心臓バクバクするし、苦しい。つまるところ疲れる。

そもそも基本的に運動は好きじゃない。

出発前はいつも最後まで歩き切れるか不安でいっぱい。

理由2:単調すぎる

ひたすら右足と左足を交互に前へ出す作業。それを何万回と繰り返さなければいけない。

これほどの単純作業って滅多にないと思う。

ひたすらタンポポをのせる作業の方が時給がもらえていいのは明白。

理由3:拘束時間が長い

確実にその日1日を山に消費。

場合によっては前夜に出発することもある。

数時間かけて山へ行き、登り始めたら苦痛に顔を歪めながら数時間山に費やし、下山後も帰路に数時間。そして疲労のため翌朝まで使い物にならない。

ついでに言えば、計画を立てるのにもかなりの時間を消費。

何よりこの時間は、全くもって生産性の無い時間に思える。

やはりタンポポ優勢。

理由4:危ない

日没までに下山できないと遭難する確率が格段に上がる。

当然スマホの電波は期待できない。

人が少ない山域で運悪く骨折でもして行動不能に陥った場合、誰にも気づいてもらえずに寂しい夜を過ごさねばならない。絶対に怖い。

それどころか山域によっては夏でも夜は10℃を下回る。朝まで生存できる気がしない。

もし僕が山で死んだら、「アイツは好きな山で死んだのだから本望だな」なんてどうか思わないで欲しい。

好きじゃないし、山で死ぬのは怖い。全くもって不本意。

どうせ死ぬなら畳の上で死にたい。でもできれば死にたくない。

じゃ、何故登る?

好き度10%に含まれる理由で登るのもあるけれど、あえて後ろ向きな理由にフォーカス。

自分らしくネガティブに書こうと思う。


我ながら不明な点も多いけど、登る理由は強迫観念に似た心理だと思う。

山頂に立つと登り終えた安堵から緊張が一気に解放。当然気分は高揚。

そして周囲の景色を見渡してこう思う。

「あの尾根を歩きたい」とか「あの山頂からの景色も見たい」とか。

数日後、すっかり高揚から醒めて「山は疲れるから行きたくねーな」状態の中、「あの時山頂で『あそこを歩きたい』って思っちゃったよな。思ったからには実行するよな?」ってクソミソ思考が湧き上がる。

ホント、クソミソ。

自分の中に幾つかある格言の一つに「てめぇが決めたことすらできない奴は、何事も成し得ねぇ!(ぴーす作)」って言葉がある。

なので「あの尾根を歩きたい」と思ってしまった以上はその尾根を歩きに行かねばならない。

「やっぱ行かない」は一度たりとも許されない。

我ながら生きづらい思考ロジック。

ちなみに何かを最後まで成し得た事はこれまでの人生で一度も無い。

明日、山登るから

山に対する「もう登りたくねーな」という気持ちを「よし登ろう!」という気持ちへ昇華させるマジカルワード。

帰宅後すぐに嫁さんへ発する一言。

「明日、山登るから」

この言葉を出した瞬間、もう後には引けない。

「やっぱやめた」と言い出しづらくする方程式。背水の陣。

毎度の自分への奮い立たせと退路を断つ自分への戒め。

サンサーラ


毎度罰ゲームの如く半泣き状態で「また行かなくちゃいけないのか」という後ろ向きな気持ちを持って山に対峙。

ため息つきながら登山口へ向かい、ツラいと顔を歪めて登り、そしてバカだから山頂でまた同じことを思ってしまいの繰り返し。

登っては後悔し、登っては後悔しの果てしない輪廻。サンサーラ。

僕は前世で一体どれだけの深い罪を犯したのだろうか。

captures #040 | 金の斧 銀の斧




多分いる 奴が

2012-07-14 みどり池(長野県)