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captures #100 | アングラ



いちいちセンス良いロゴサイン

2014-03-18 ロンドン(イギリス)

イギリス飯は不味いのか


まず最初に謝罪。

イギリス人の方々、どうもすみません(鼻ホジー

オランダのアムステルダムで遊んだ後、帰国便の乗り継ぎでロンドンに滞在した時のイギリス飯の話。

今回は食にフォーカスして綴ってみる。



なぜロンドン

クレジットカードのマイルが貯まったのでオランダのアムステルダムでハッスル。

通常なら直行便か当日の乗り継ぎ便で帰国するところ、折角なのでロンドンに24時間滞在できるようにチケットを調整。

制限時間24時間。ロンドンで何ができるかタイムアタック!

(この旅の話は気が向いたら文章化しようかな)

1食目:フィッシュ&チップス

ロンドン到着後、気軽に入れそうな軽食屋を発見したので早速イン。

「やっぱイギリス飯の代表はフィッシュ&チップスっしょ!」とばかりにワクワクしながら注文。

いや、それ以外はよく知らないんですが。

そして出てきたブツ。



見た目は想像していた通りのフィッシュ&チップス。

悪名高いイギリス飯と言えど、これが不味い訳がない。味も想像の範疇にあるだろうと予想。

期待しながら一口食べると、脳内がパニック。

不味いわけじゃないんだけど、味がない。

素材の味が活きていると言うか、素材の味しかしない。

日本では卓上の調味料をベチャベチャかけるのは不作法に思うけど、腑に落ちない気持ちで調味料に手を伸ばす。

そしてベチャベチャかけて再度一口。

なんだろ。事前に軽く味をつける基本的な調理手法の「下味」って大事なんだなと思う。

無味に後から調味料をかけても補えない味があることを実感。

この時はまだ「まさかね」と思っていた。

2食目:フィッシュ&チップス

イギリスといえばパブ。

この日の晩は宿の近くにあったパブに勇気を振り絞って入店。

ビールを飲んでからメニューを見ると、目に飛びこんだ「フィッシュ&チップス」の文字。

これはリベンジしかない。

いや、昼に食べたフィッシュ&チップスはたまたま味がしなかっただけ。このパブはそこそこ歴史があって立派な感じがするし大丈夫。魚を揚げただけのシンプルな料理がそうそう不味い訳がない。

期待を込めて再トライ。



見た目は昼に食べたブツより少し豪華な気がする。

そして一口食べて衝撃。

昼と同じ味がする。いや、味がしない。

目の前にある酢を見て「イギリスでは揚げ物に酢をかけるのかな?」と思いながらドバドバかけたり、塩胡椒で味付けしたり。

それでも何かが足らず、モヤモヤする結果。

あとグリーンピースはこんなにいらない。

この味のなさをフォローできる気がしない。

この時点でイギリス飯に猜疑心。

3食目:ミートパイ

翌日、空港で帰国便を待っている間、「このまま帰ったらイギリス飯を誤解したまま終わってしまう」と思い、空港の飯屋に突撃。

これまでのフィッシュ&チップスはたまたまあの味だったんだ。他の料理は美味いに違いない。

そしてビールとミートパイ(正確な料理名は失念)を注文。

出てきたブツはコレ。



若干イメージしてたのと違うけど、よく考えたらパイなんてアップルパイしか知らない。

そうか、これがミートパイなのか!

今度こそ大丈夫。

期待と不安が入り混じった心境のまま、オープン!



で、やっぱりイマイチ。

味がないんだよな。

さらに口の中の水分がパイ生地に吸い取られて苦悶。全部食べるのにかなりの苦労。

パイ生地は食べずに中身だけ食べる料理なのだろうか。

総評

まず僕は今まで食事をしてきて料理を「不味い」と思ったことはほとんどない。

ほとんどの物を「すごく美味しい」と思い、残りは「美味しい」と思う事ができる幸せな舌の持ち主。

イギリス飯については「確実に不味い」とは思わないけど、「なんで味無いの?」と疑問符が脳内に湧き上がるものだった。

イギリス人って素材を味付けせずに調理するのかな。

自分の感覚では料理は皿に盛った時点で当然味は完成しているもの。

一方、イギリスでは火を通すのが料理人、味をつけるのは食べる人って分業化された文化なのかな。

これはわずか24時間の滞在で食べた3食の感想。偶然が重なった良くない出会いだったのかもしれないことを強く書き添えて文を締めたい。

captures #023 | カレーのちライス




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2014-03-18 ロンドン(イギリス)