ーーーこの日のミッションーーー
- アムリトサル(インド側の国境の街)行きの列車のチケットを買う
- ジミに電話番号を教える
- 飛行機でゴアへ行く
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この日はデリーからゴアまで飛行機で行く予定。
離陸は15:40。
時間があるので、後日デリーに戻ってから乗る予定の、アムリトサル行き列車のチケットを買ってから空港に行くことにする。
前夜はsimカード開通トラブルで寝たのが遅かったため、少し遅く起きてからチェックアウト。
メインバザールをニューデリー駅へ向かって歩く。
駅で外国人用のチケットオフィスを探して中に入ると、あらかじめ調べていた通り目の前に番号札の発券機を見つける。
発券機の前に立ちボタンを押してもディスプレイは無反応。
ぶっ壊れている。
周囲を見渡しても、職員らしき人はチケットを買いに来た人を相手にしていて誰も助けに来てくれない。
どうすれば良いんだろう。
チケットを買いに来た人は皆、何やら白い紙を持っている。
とりあえず接客しているカウンターに行って「紙が欲しい」と言ってみる。
紙には名前や行先を記入する欄があったので、埋めれる個所を全部埋めてから接客中のカウンターに行って渡す。
職員「これ、お前の番号な」
どうやらココでは自動発券機は無き物にされ、手書きの番号札が流通。インドクオリティw
いつ呼ばれるのかわからないまま、カウンターの近くで無心になって待機。
1時間弱待って、ようやく僕の順番。
書いておいた紙をようやく渡すと
職員「11/20にアムリトサルね。何時の列車がいいの?」
僕「午前中がいいです」
職員はカタカタとパソコンで検索。
列車と席が決まると「あっちで待て」と別のカウンターを指差す。
え?また待つの?
言われたカウンターの上には、番号札の番号を表示するディスプレイ。
もちろんこれも動いていない。
この日はたまたま壊れてた、ってわけでもなさそう。インドクオリティw
待っている客はそんなに多くないし、カウンターが4つあるのでそんなに待たないかと思いきや、ここでもひたすら待つ。
職員は対応が終わったら次の対応に移るまでに雑談。
そして水筒からカップにチャイを入れて優雅にティータイムまでかましてくれる。
隣にいた欧米人のおっさんはそれを見て苦笑。
ようやく自分の番号が呼ばれてカウンターに行くと、さっきの職員とのやり取りと同じような問答。
さっきの職員が列車を検索した時に予約できたんじゃない?
一体なんでこんなに非効率的なの?
大事な事なのでもう一度言いたい。
インドは何でこんなに非効率でイライラするのか。
ようやくチケットを手にするまで約2時間。
この後ゴア行きの飛行機に乗らなきゃ行けないし、空港までも時間かかるし、若干焦る。
これが戦利品。
ようやくチケットオフィスを出て、地下鉄の駅へ急ぐ。
途中で美味そうなスナックの屋台を発見。10ルピー也。
使い古された真っ黒な油で揚げた薄っすらカレー味のサンドイッチ揚げ。
Twitterには「おいちい」って書いたけれど、本当はイマイチ。
そして急いで地下鉄に乗る。
地下鉄って言っても途中から地上に出る。
空港に着いて、チェックインカウンターに行かねばと中に入ろうとするも、セキュリティで並ぶ。心の中では相当焦っている。
そしてようやく僕の順番。
セキュリティ「チケットを見せて」
僕「プリントアウトした紙でいいすか?」
セキュリティは渡した紙を見て衝撃の一言。
セキュリティ「お前はここに入れない。ターミナルが違う」
マジで!?
デリーの空港って、ターミナルが複数あるの???
チケットをよく見ると、出発空港がDelhi(T1)って書いてある。
そもそもココは第何ターミナルなんだ?
搭乗時刻は15:40。現在時刻は13:20。
周囲の人に今いるターミナルの番号を聞いても話がうまく噛み合わない。
もういい!とにかく急いで第1ターミナルに行く手段を見つけねば!
勘でエスカレーターを降りて、スーツを着た職員っぽい人に聞いてようやくバスでターミナル間を移動できることがわかる。
バスに乗るにはチケットを買わなければいけないらしい。
チケットカウンターに行ってバスに乗りたいことを告げると、早口の英語で答えが帰って来る。
早口すぎてわからねぇ。
すると、後ろから日本語に通訳してくれる人が登場。
振り返ると、後光を刺したインド人の青年。
どこの神様か存じませんが、ありがとうございます。
カウンターで搭乗券の半券を見せるように言われたので、前日に乗った到着便の半券を見せてバスのチケットをもらう。
で、バスを待つけれどなかなか来ない。
そもそも何分おきに出ているのか知らない。
バスを待つ人があふれている状態から察するに、頻繁ではなさそう。
それどころか、待っている人の数は1台のバスに乗れる人数より遥かに多い。
日本みたいにきちんと順番を守ってバスに乗る国じゃないし。
次のバス、人を押しのけてでも絶対に乗ってやる!
結局かなり待ってからバスが登場。
自分のいたターミナルから第1ターミナルまではバスでも結構長い。(絶対に歩いて行ける距離じゃない)
第1ターミナルに着いたのは13:50頃(搭乗時刻は15:40)。
急いでチェックインカウンターに行くと長蛇の列。
もう焦りまくってイライラMAX。
ようやくチェックインが終わり、セキュリティゲートにダッシュ。
この辺で飛行機を乗り過ごさない確信が持てて一安心。
搭乗の待ちスペースにアルコールが売っていたので、ビールを飲んで一息。
ふぅ、何とか間に合った。
ゴアでは何をしよう。
ビールを飲みながらジミ(コルカタで知り合ったインド人)に今朝開通したばかりの電話番号を連絡。
後日デリーに戻って来た時に、ジミの友達と連絡できるようにするため。
ジミは「デリーに行くなら友達を紹介するよ!」って張り切ってたんだけれど、本音を言えば、特に用があるわけでもない知らない人と電話して会うのもどうかと。
この辺、インド人と日本人の感覚の違いなのかな?
第一、シャイなので。
そして僕の英語力で電話ってかなりキツい。
スマホにsimの会社のアプリを入れて状況を確認してみると、こんな画面が表示。
「Daily Data Left 1.4GB」って、1日で1.4GBも使えるの?
日本で1ヶ月 3GBのプランを契約している僕にはありえない通信量。
あまりに信じられなくて、翌日に通信量がリセットされるまで自分の英語の理解が間違っているんだと思っていた。
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