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アジアハイウェイ1号線の旅 激走東南アジア編【11日目①】オールドダッカ街ブラ、魑魅魍魎の潜む街


ーーーこの日のミッションーーー

  • オールドダッカを街ブラする
  • コルカタ行きのバスに乗る

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アブドゥールとの待ち合わせは10時。のんびり起床。

宿は朝食付きだったので、ここぞとばかりに食べる。

待ち合わせ時間になり宿の外に出ると、アブドゥールが待機。

前日にガイドブックを見て案内して欲しいと思った場所は3個所。

  • スターモスク
  • ショドルガット(船着場)
  • おまかせでローカル感あふれる市場

観光名所にはあまり興味が無い。

目的なく街をブラブラするのが好き。

本当にやりたかったのはオールドダッカの街ブラ。

暑い中、アブドゥールは汗だくになりながら身体の大きな僕を運んでくれる。

ありがとう。

僕を乗せたリキシャーはオールドダッカに入る。

路地が細くなってくる。

オールドダッカは魑魅魍魎の潜む街のようで、とても興奮。

そうそう、こんな街が好き。


しばらくするとスターモスクの前で停車。

僕にとって初めてのモスク。

初めてイスラム教を感じる場所。


壁には複数の時刻が表示されている電光掲示板。

尋ねると、お祈りの時間を示しているとのこと。

1日にそんなにお祈りしてるの?

壁のタイルには富士山も。


スターモスクの場所はココ。

次に連れて行ってもらったのはショドルガット。

付近はとても活気がある。

東南アジアのこういう光景は本当に好き。


リキシャーを降りてさらに細い路地を抜けると、視界が開けてショドルガットに出る。

汚い川に沢山の小舟が浮かんでいる。


ショドルガットの場所はココ。

アブドゥールがタバコを奢ってくれる。

バングラデシュ産のタバコを吸いながらアブドゥールと談笑。

(タバコは賛否両論あるけど、コミュニケーションは進む)

そんな時、目の前に一人の物乞い。

40代ぐらいの女性。

髪はボサボサ、肌はボロボロ、すごく汚い。

そして全裸。

ビックリと言うか、衝撃と言うか、もう唖然。

僕は少額のお金を渡したけど、彼女は満足しない。

僕の腕を掴んで大きな声で何か訴えてくる。

さすがにこれには周りの人が止めに入る。

彼女が何を話しているか理解できなかったけど、話し方でたぶん知的障害を持っているんじゃないかと思う。

(彼女に知的障害があると仮定して)今でも多くの国で、障害を持ちながら生きていくのは大変なんだと改めて感じる。

アブドゥールから「知り合いが船頭をしているから川を渡らないか?」と提案。

うん、渡りたい。

その小舟に乗ってみたい。

小舟はゆっくりと岸から離れて、対岸を目指す。


小舟は思ったよりも不安定。

後ろを振り返るような小さな体重移動ですら慎重にしなくてはならない。

ゆったりした時間が流れ、アブドゥールと互いの家族のことを話す。

バングラデシュでは、昔の日本のように1世帯に対する子供の数が多いらしい。

日本の場合、僕の世代では1世帯に子供は1~2人ぐらいだと教えると、彼も船頭もすごく驚いている。

そうこうしているうちに対岸へ上陸。

対岸は大規模な船の修理工場で、多くの人が働いている。


奥へ進むと細い橋。

橋の下はゴミだらけ。


さらに進むと再び活気づいてくる。


ローカルな市場に到着。

肉、野菜、魚と何でも揃っていて、とても活気がある。

市場の人達は皆、僕を優しく迎えてくれる。

市場の場所はココ。

満足した僕は、商店でぬるいジュースを飲んでから対岸に戻ることに。

飯でも食ってから、宿に戻りたい。

リキシャーに戻ると、タイヤの空気が抜けている。

アブドゥールは僕にすまなそうに謝り、2人で近くの空気入れ屋までリキシャーを押して歩く。


タイヤに空気を入れてから、飯屋にGo!

アブドゥール「なにか食べたいものは無いか?」

僕「うーん、よくわかんないからおすすめの店に連れて行って」

アブドゥール「じゃ、ビリヤニなんかどう?美味い店知ってるよ」

僕「じゃー、それで」

彼が連れて来たのはハジビリヤニという店。

ガイドブックにもある有名店とのこと。

食べたのはもちろんビリヤニ。

と言うか、それ以外のメニューは無い。


ビリヤニを食べたのは初めてだった。

味はそこそこ。

以後「美味い!」と感じるビリヤニに出会ったことが無いので、僕はビリヤニが得意でないらしい。

他のテーブルの人が緑色のラッシーを飲んでいるのを見て、店員さんに同じのを注文。

写真を見るとストローが汚い。使い回しているのかな。


辛めのスパイスが入ったラッシー。

僕の口には合わない。

店の場所はココ。

店を出るとアブドゥールが待っている。

アブドゥール「ビリヤニ美味かった?」

僕「うんビリヤニって美味しいね。連れて来てくれてありがとう」(ここは否定しちゃ失礼)

アブドゥール「だろ?」

僕「でもラッシーは僕の口に合わなかった。スパイスの入ったラッシーなんてあるんだね」

アブドゥール「そかそか。まーそんなこともあるわなw。じゃ、帰ろうか」

店のそばでは男性が美味そうな物を作っている。

東南アジアのこういう光景って好き。


宿への帰り道、渋滞で停まっているとおばちゃんが僕の所へ駆け寄って来る。

おばちゃんは英語が話せない。

僕はバングラデシュ語が話せない。

以下、言語を超えた会話(実際にはお互い母国語で会話)

おばちゃん「おーい、そこの外国人!」

僕「???」

おばちゃん「あんたもしかして」

僕「んー?あ!」

おばちゃん「憶えてる?昨日駅で会ったよね?」

僕「うおー!僕に気づいて来てくれたの?こんな危険な道の真ん中まで」

お互いニッコリとハイタッチ&握手!

前日に駅に行った時、写真を撮らせてくれたおばちゃん。

外国人が滅多にいないこの国では、僕は相当目立つらしい。

ヒーロー現象再来。

バングラデシュ、クセになりそうw

何が起こるかわからない日々、超カオスwww

面白くて仕方無い。

コレがおばちゃん。かわいい。


宿に着いて、アブドゥールと夜行バスに乗るための待ち合わせ時間を決めて解散。

アブドゥール、暑い中ありがとう。

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