ーーーこの日のミッションーーー
- バスでダッカへ行く
- コルカタ行きのバスのチケットを買う
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7時頃に宿を出て、オートリキシャーでバスターミナルへ。
着いた場所はバスターミナルと言うよりバス会社。
周囲には他にもいくつかバス会社がある。
バングラデシュには、僕が想像するバスターミナルは存在しないのかもしれない。
僕が乗ったリキシャーが停まってくれたバス会社はENA。
バス会社の場所はココ。
早速、建物に入ってダッカ行きのチケットを購入。
買う時にチケットカウンターの人に電話番号を聞かれる。
バングラデシュの番号を持っていないことを告げると、ちょっと困っている。
結局チケットは買えたけど、この国ではチケット購入に電話番号が必要みたい。
買えたチケットは8:10発。
時間もあるので、外にある売店の商品を見てみると、チャイに使う茶葉(小さなボールのように丸まった茶葉)が売っている。
お土産に500gぐらいの袋を2つ購入。
時間になるとバスが入って来る。
バスは2+1列のVIP。
シートはゆったりとしていてかなり快適。
そしてなんと、車内にはフリーWi-Fiが飛んでいる。最高!
バスは昼前にドライブインにて休憩。
ゾロゾロとトイレに行く列に紛れて、僕もトイレに入る。
入り口に男性が立っていて、中に入る人にトイレットペーパーをちぎって渡している。
このペーパー、たぶんバングラデシュの男性は小便をしたら竿の先を拭くんだと思う。
だって、小便器の周りに丸まった紙が沢山落ちているんだもん。
僕はジャパニーズスタイルを突き通して、アナコンダをブルンッ!ブルンッ!って滴を飛ばしたけど。
(はい、ごめんなさい。本当はポークビッツです。紙で拭いてみました)
バスがいつ発車するのかわからないので、いつでも乗れるようにバスの前でタバコを吸うことに。
バスは一向に発車する気配が無い。
ドライブインの中を見ると、同じバスに乗っていた人が食事をしている。
長めの休憩と判断して、お菓子らしき物が入っているショーケースの中を指差して、謎のお菓子を食べることにする。
甘い。
ものすごく甘い。
特に饅頭のようなものが浸っている液体が、脳みそが溶ける感じに甘い。
例えるなら、砂糖を飽和するまで溶かした液体を5倍ぐらい濃くした感じ。
しばらくするとバスが発車する雰囲気。
急いで乗り込む。
ダッカに近づいて来たのは13時過ぎ。
バスには車掌さんがいて、ダッカに近づいて来ると、乗客全員に降りる場所を聞いて周っている。
このバスがどの道を通るのか知らないので、どこで降ろしてもらえばいいのかわからない。
スマホで現在地を確認すると、バスはダッカの中央駅へ向かって走っていたので、駅で降りたいと告げる。
予約した宿はそこから歩いて行けそうな距離。
車掌さんに理解してもらえなかったのか、バスがそこまで行かないのか、どうやら駅で降ろしてはくれない様子。
車掌さん「※~○△□※ステーション」
「エアポートステーション」とも「ポリスステーション」とも聞こえる。
僕「じゃー、そこで!」(もうどうにでもなーれ)
気が付いたら、空港近くの警察署の前で降ろされる。
宿はまだ数km先。
大通りだったのでCNGが何台か停まっている。
CNG:タイのトゥクトゥクみたいな乗り物
運転手に宿の名前と住所が表示されたスマホを見せるけど、首を横に振って乗せてもらえない。
たぶん表示が英語だったからだと思う。
他のCNGも同じ。
4台目で諦めた。
どうしようか途方に暮れていると、さっきの運転手が交通整理をしていた警察官に話をしてくれている。
たぶんこんな感じだと思う。
「あのヘンテコ外国人がどっかに行きたいみたいなんだけど、困ってそうだから話を聞いてやってくれよ」
テラ親切。
警察官が僕の所にやって来て、話を聞いてくれる。
すると警察官は走っているバスを強引に止めて、ドアをバンバン叩いて車掌を強引に呼んでいる。
この国では、警察官は絶対的な地位があるのかもしれない。
そして僕に「これに乗れ!」とうながす。
どうやらバスが宿の前で降ろしてくれるらしい。
サンキュー!おまわりさん。
乗ったバスは(と言うか走っているバスはすべて)すんごいボロい。
壊れかけの狭いシートに座って、ザックは膝の上。
膝は前のシートにめり込んで、ザックで身体は完全固定。
隣に座って来たおじさん「どこから来たんだ?」
僕「日本です」
おじさん「そうかそうか。で、何でバスに乗ってるの?」
僕「CNGの人が英語わからないみたいで、警察官が(以下略)」
おじさん「この国は教育を十分受けれない人がいるんだよ。だから英語がわからない人もいる。CNGの運転手は教育レベルが低いんだ。」
僕(おじさん、僕も英語は十分じゃないし、日本人って教育受けても英語がまったくわからない人は沢山いるよ)
おじさんとの会話を皮切りに、周りの人から次々に話しかけられる。
ヒーロー現象再来w。
狭いことを除いて、車中はとても楽しい時間。
乗客、乗員の皆に優しくされる。
テラ感謝w
小一時間経過して、宿の前で車掌さんが「ここだよ」と教えてくれて、皆で手を振って惜しみながらのお別れ。
宿の前がバスのルートだったのか、僕のためにわざわざ宿の前まで来てくれたのかは不明。
たぶん前者なんだろうけど、後者も十分にあり得る雰囲気。
ーーーお役立ち情報ーーー
- ダッカ行きのバスは3列席のVIPバス。1200タカ。トイレは無い
- バスはシレットを8:10発、ダッカに14時頃着
- トイレ休憩は1回。そこで軽食休憩
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インパールからダッカまで毎日長距離の移動で疲れていたから、宿はちょっと高い所を予約。(と言っても1泊5000円ぐらい)
宿の場所はココ。Hotel 71。
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