チェックインを済ませて宿で少し休んでから、翌日発のコルカタ行きバスのチケットを探すことに。
宿からダッカ中央駅までの一角にチケット屋が数件あるらしい。
宿から出ると、リキシャーマンが数人やって来る。
僕の目的地は歩いて行ける距離だし、ゆっくり歩いて街を見たいから丁重にお断り。
そして歩く。
リキシャーマンが並走して僕に営業。
歩く。
並走する。
歩く。
並走する。
やりづらい…
そしてバスのチケット屋らしきものが並ぶ場所に到着。
チケット屋でコルカタ行きのバスがあるか聞くと「コルカタ行きはあっちのチケット屋だ」と別のチケット屋を案内。
無事に別のチケット屋で翌日の夜行バスのチケットをゲット。
座席の指定も可能。
チケット屋の場所はココ。
チケット屋を出ると、さっきのリキシャーマンが待っている。
リキシャーマン「乗れ、乗れ」
僕「いや、特に必要無いから」
リキシャーマン「どこに行くんだ?色々案内してやるぞ」
僕「いや、歩けるし」
リキシャーマン「いーから、どこだって連れて行ってやる」
僕とリキシャーマンのやり取りを見ていた横の男が爆笑。
僕(横の男に)「このリキシャーマン、どう思う?」
横の男「心配しなくてもこのリキシャーマンはgood manだと思うよ」
そうなのか、good manか。
彼と街を巡るのも面白そう。このリキシャーマンに身をゆだねることに。
彼の名前はアブドゥール(仮名)。
アブドゥールはリキシャー歴が長い。
以前はレンタルのリキシャーで営業していたけど、今はお金を貯めて自分のリキシャーで仕事をしているとのこと。
過去にリキシャーを盗まれたことがあるため、離れる時には鍵を厳重にかける用心っぷり。
チケット屋の次は中央駅に行こうと思っている。
前日にTwitterで「駅の近くに美味しい飯屋があるよ」と教えてくれた人がいたから。
僕はアブドゥールに駅に連れて行って欲しいとリクエスト。
駅のホームの入口には係員がいて、入場者がチケットを持っているかチェック。
アブドゥールが係員に説明してくれて、チケットを持っていない僕は中に入ることができた。
ホームには列車が停まっている。
バングラデシュの列車には、屋根に沢山の人が乗っているイメージだけど、意外に普通。
そんな光景を眺めていたら列車が発車。
一人の青年が微笑みながら僕に手を振る。
僕も青年に手を振り返す。
すると窓際に座っていた人が何人か僕に手を振り始める。
外国人で目立つ僕は、他の乗客からも注目されていたみたい。
ヒーロー現象再来。
なんだかとても感動。
バングラデシュの人達は、とても優しくて、とても純粋なんだと思う。
ホームを出ると、アブドゥールのおごりでチャイ。
2人でチャイを飲みながら、駅の近くにある美味しい飯屋に行きたいことを相談。スマホの画面を見せる。
スマホに表示されているのは飯屋の場所をキャプチャした画像。
simカードは使えない状態なので、宿でWi-Fiがつながっている時にキャプチャ。
アブドゥールはその飯屋を知らないらしく、周りの人にも聞いてまわる。
結局わからずじまいで、地図にあった場所に実際に行ってみるも、そこに飯屋は皆無。
閉店したのかな。残念。
アブドゥール「ローカルすぎる食堂は外国人にとって不衛生だから、おすすめの食堂に連れて行ってやる」
僕(ローカルな食堂で食べてみたいんだけどな。それと、あまり不衛生とは思っていないよ。たまにヤバいのはあるけど)
アブドゥールにお任せ。
彼おすすめの食堂の外観はコレ。
少し大きめなレストラン。
でも中はローカル感満載。
中に入って席に着くけどメニューは無し。
従業員に「メニューはありますか?」と尋ねると、別の男性にバトンタッチ。
たぶん英語を話せる人を呼んでくれたんだと思う。
バングラデシュ語が話せなくてすみません。
男性「何か用ですか」
僕「メニューを知りたいんですけど」
男性「○○○と、●●●と、△△△と、▲▲▲がありますよ」
(お、覚えられねー)
僕「おすすめは何ですか?」
男性「チキンチョップが人気ですよ」
僕「じゃぁ、それで」
男性「ナンは食べますか?」
僕(バングラデシュにもナンはあるのか)
僕「ください。飲み物ってあります?」
男性「ラッシーと、●●●と、△△△と、▲▲▲がありますよ」
僕(バングラデシュにもラッシーはあるのか)
僕「ラッシーください」
このチキンチョップ、美味かった。
店の場所はココ。
食べ終わってアブドゥールのもとへ戻り、宿へ帰ることに。
アブドゥールは「もう帰るの?」って雰囲気だけど、もう暗いし早めに休みたい。
それにしてもダッカは世界一人口密度の高い都市だけあって大渋滞。
バスと車とリキシャーが入り乱れて交通ルールが存在しない。
アブドゥール「酒は好きか?ローカルな飲み屋に連れて行こうか?」
僕「バングラデシュってムスリムの国でしょ。飲み屋なんてあるの?」
アブドゥール「飲む人は多いよ。若い人や金持ちが多いかな」
正直、ムスリム圏でローカルな飲み屋なんて体験してみたくてウズウズした。
けど宿で酒を飲んでゆっくり休もうと思う。(宿にバーがあるのは調査済)
僕「宿にまっすぐ帰るわ」
アブドゥールと別れる時に、翌日のダッカ観光を彼に頼むことに。
そしてダッカを発つ時に、集合場所になるバスのチケット屋へ送ってもらうことも約束。(同じようなチケット屋が並んでいて、どの店だか迷いそうだから)
宿に着いてからバーに突撃。
中は薄暗く、バングラデシュ演歌みたいな生演奏をしていて、いかにも金持ちが何人か酒を飲んでいる。
僕はビールを注文。
HUNTERと言うビール。バングラデシュの国産ビールらしい。
2杯飲むと、いい感じに酔っぱらう。
ほろ酔いで部屋に戻って、ガイドブックを読みながら翌日どこに行くか1人で作戦会議。
いい感じに疲れていたのか、少しして就寝。
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