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アジアハイウェイ1号線の旅 激走東南アジア編【2日目①】タイからミャンマーへ陸路国境越え(メーソート、ミャワディ)


ーーーこの日のミッションーーー

  • タイを出国してミャンマーに入国する
  • ミャンマーチャットへ両替する
  • ミャワディ(ミャンマー側の国境の街)からヤンゴンへ行く

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朝4時ぐらいに目が覚めた。バスはまだ走っている。

ボーっとまだ暗い車窓に目を傾けていると、メーソートのバスターミナルが近づいて来た。

この時点で時刻は5時。バンコクから7時間半。

ぐっすりではないけど寝れたので、長時間のバスのわりに疲れてはいない。

着いたバスターミナルの場所はココ。

国境へ向かう前に、朝のうんこをしておいた方がいいと思って、バスターミナルのトイレへ向かう。

大きなバックパックはトイレの床に置きたくないので外のベンチに放置。

未だ盗まれたことは無いけど、毎回心配。

個室は2つ。1つは故障、残る1つには3人待っていた。

「緊急性のあるうんこじゃなくて良かったー」と思いながら列に加わる。

ようやく順番が来て個室に入ると、タイ式の便器。

紙が無い代わりに水が張ってある水槽に桶が浮いている。

うーん、苦手。

自前のトイレットペーパーを用意して戦闘態勢。

そしてなんとかひねり出す。

万が一に備えて、トイレットペーパーを持参していて良かった。

バスターミナルに戻ると、国境行きのソンテウが止まっていたので乗り込んだ。

ソンテウ:タイの乗合タクシー

ーーーお役立ち情報ーーー

  • メーソート行きのバスは3列席のVIPバス。630バーツ
  • バスはモーチットを21時半発、メーソートに翌5時着
  • 国境行きのソンテウはバスを降りて向かい側で待っている
  • ソンテウは国境まで50B

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ソンテウは客が揃うと出発。

10分ぐらいで国境の橋の手前に到着。

南国とはいえ、早朝に吹きっさらしのソンテウは寒かった。

着いた場所はココ。

タイ側のイミグレで出国して、橋を渡る。

写真は橋の中央からミャンマー側を撮ったもの。

赤い床の建物の向こう側には密入国や密輸入用の船着場があるらしい。

イミグレの目の前で密入国が出来るとは、なんてのどかなんだろう。


ミャンマー側のイミグレは、入国審査のカウンターが分かりづらかった。

別のカウンターに行ってしまい「お前はあっちだよ」と言われる。

ようやく外国人用のカウンター(と言うか部屋)を見つけて中に入る。

この日の外国人入国者は僕が一番乗り。

いくつか質問をされて、ようやくパスポートに入国スタンプを押してもらう。

「日本人は最近になってビザが不要になった」と事前調査でわかってはいたんだけど、状況は流動的なようで少し心配だった。

でもその心配は無駄に終わった。良かったー。

ちなみに事前の情報では、国境ゲートは6時オープンとあったんだけど、それより前にミャンマーに入れた。

ミャンマー側のミャワディと言う街に入ると、すぐに客引きが来た。

客引き「どこに行くんだ?」

僕「ヤンゴンまでバスで行きたいです。あと、両替もしたいです」

客引き「バスも両替もできるから着いて来な!」

連れて行かれたバスのチケット兼両替屋はコレ。

国境を出て正面に見える道を少し進んで右側にある。


場所はココ。

早速、バスのチケット購入と両替。

僕「両替のレートっていくらですか?」

チケット兼両替屋「※~○△□※」

僕「(よくわからないので)OKです!」(ニッコリ)

ーーーお役立ち情報ーーー

  • イミグレを出ると客引きがいる。ヤンゴン行きのバスのチケット屋まで連れて行ってくれる
  • バスは9時半発。15000チャット
  • 両替はチケット屋で可能

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出発まで時間があったので、フラフラしてお茶を飲めそうな店を見つけた。

ここで驚愕の事実!

スマホのsimがミャンマーの電波を拾わない。

僕の持っているsimはタイのAISと言う会社が発行する旅行用のsim。

ほぼ世界中の国で使えるらしい。

けど課金してミャンマーで使えるように設定してもエラーが出る。

このエラー、実は薄々気づいていた。

出国前にテストでローミングしようとしたら同じエラーが出た。

不安だったので、バンコクに着いた時に空港のAISのカウンターに行って相談した。けど解決しなかった。

「ま、なんとかなるっしょ!」と思っていたけど、なんとかなってない。

あれこれとスマホの設定を変えてみても解決しない。

途方に暮れていたら思い出した。

未使用のsimを3枚持っていることを!

早速新しいsimを入れてみると、無事にミャンマーの電波をキャッチ。

予備を持ってて良かったー!

ほっとしながらミャワディの街散策。

見所はあまり無い。


雨が降って来たので折り畳み傘を買って、チケット屋まで引き返す。

折り畳み傘はきちんと持って来たはずだったんけど、飛行機に預けた時に無くなっていた。

ザックの外にあるポケットに入れていたので、どこかに落としたんだと思う。

バスが来るまでまだ時間があるので待っていると、お坊さんが来て托鉢が始まった。


バスのチケットを見ると、宇宙語みたいなミャンマー語。

9時半発で、シート番号が3ってことなのかな?


しばらく待っていると、バイクが来て「乗れ」と言われる。

どうやら僕の乗るバスはここに来るのではなく、別の場所に停まっているらしい。

バイクの後ろに乗って走り出すこと2分、バスの前でバイクが停止。


ここに着いて2時間ぐらい待機して、予定通り9時半ちょうどにヤンゴン行きのバスが動き出す。

乗客は全員ミャンマー人。

ミャンマーは、タイ側から入ってタチレクと言う国境の街に行ったことがある。

その頃は、外国人の行動が制限されていて、タチレクから外に出ることができなかった。他の国境の街も同じ扱い。

もちろん首都のヤンゴンまでも行けないし、陸路で横断なんてできるわけない。

旅行がある程度自由にできるようになったのはつい最近。

だから僕が乗ったミャワディからヤンゴンへ向かうバスについては、事前情報が少なく「夜に着く」としか知らなかった。

この時はまだ、このバスが地獄行きなんて知るはずもなかった。

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