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アジアハイウェイ1号線の旅 激走東南アジア編【5日目②】ついにインパール到着


ようやくシェアタクシーに乗り込んだけど、運転手はなかなか発車してくれない。

挙げ句の果て、どこかに電話してから他の車を指差して「俺は行けなくなった。彼の車に乗れ」と言われる。

仕方なくその車に乗り込むと、インド人の乗客が2人追加されてから発車。

街を抜けるまでにパスポートチェックが3回。

3回目は外国人だけでなく、乗っている人全員と車の荷物を隅々までチェックする厳重な検問。

大渋滞が起きていて、なかなか進まない。

インド人客「※~○△□※ギュー※~○△□※ポリス」

僕「???」

インド人客「※~○△□※ギュー※~○△□※ポリス」

また同じことを言う。

彼は「ギューを※~○△□するために、お前は歩いて行け」と言っているようだった。

肝心の「ギュー」が何なのかわからないまま、トボトボと先に歩いて行くと、彼も一緒に着いて来る。

彼が話す英語がまったくわからなかった。

ちなみに僕の英語力はTOEIC 520点。

簡単な会話はできるけど、長文や早口は理解に苦しむレベル。

これは僕をこの旅の最後まで苦しめことになったんだけど、インド人の英語はこんな印象。

  • 話が長文
  • 聞き慣れたアクセントでなはい
  • 単語と単語の間にあるスペースがどこにあるかわからない
  • 何度聞き直しても、決して他の単語に置き換えてくれる優しさは無い

これはあくまで僕の英語力が低いのが原因。インド人の英語が悪いわけではない。

英語力の高い人は十分理解できると思う。


そうこうしているうちに小屋が見えてきて、パスポートチェックを受けることになる。

でも外国人をチェックする小屋には誰もいない。

インド人の彼が担当者を探して来てようやくチェックを受けることができる。

壁に貼られた紙を何となく見ると

「※~○△□※ Q line ※~○△□※」

と書いてある。

これか!彼の言っていた「ギュー」って「Q line」のことか!

たぶんこの状況だと待っている車の行列のこと?(たぶん)

パスポートチェックを受けて小屋を出ると、きれいな景色が広がっている。


そうこうしているうちに、さっき乗っていた車が行列を追い越してやって来る。

どうやら

  • 彼の父親は警察の偉い人だから顔がきく
  • その権力を乱用して行列をショートカットする

と言うことだったらしい。

前日から24時間以上まともに休めていない僕は、この時ばかりは「特権階級最高!」と思った。

車中、さっきの彼に「お前はハッピーか?」と唐突に聞かれる。

初対面の人間にそんな質問をするインド人の国民性にビックリ。

でもよく考えれば、妻にも両親兄弟にも数少ないけど友人にも満足している。

僕の答えは当然「ハッピーだ!」。

その後、タクシーはイニシャルDさながらのテクニックで峠道をひた走る。

すごい良い景色なんだけど、運転が怖すぎてそれどころじゃない。

ブラインドカーブで追い越すのは当然。

タイヤがロックするほどの強い急ブレーキも連発。

日が暮れる頃にようやく峠道を抜けてからも、対向車とのチキンレースは何回も続く。

モーレを出てから4時間後、真っ暗な中ようやくインパールの街へ到着。

宿はスマホで予約済み。

ミャンマーからの長距離バスに疲れていた僕は、少しグレードの高い宿を予約。

1泊2800ルピー(4000円ちょっと)。

僕は貴族の生活をするぞー!!

タクシーに宿の前で止まってもらうと、宿には立派なゲート。

宿の場所はココ。Classic Grande。

チェックインの時に宿泊費を払おうとしたら「チェックアウト時にまとめて払って」と言われる。

高い宿って館内のレストランで食べた料金とかを合算して、チェックアウト時に払うみたい。初めて知った。

宿に荷物を置いてから、晩飯を食べようと宿周辺をウロウロしたけど、飯屋は見つからない。

少々高いことを覚悟して宿のレストランで食べることに。

写真はバイキングの収穫。(バイキングなのでこの後2ターンした)


ナンみたいなやつ。

美味かった。

後から知ったんだけど、バイキングとは別料金だった。


ソルティラッシー。

塩味より甘いやつの方が好きだな。

これも別料金。


腹も満たされ部屋に戻ると、清潔なベッドときちんとお湯の出るシャワー。

貴族だぜー!

ヤンゴンからのバスに乗ってここまでで29時間ほぼ休みなし。

疲労困憊、満身創痍。もう帰りたい。

やっと休むことができ Z z z z ....


ーーーお役立ち情報ーーー

  • タムーから国境まではトゥクトゥクで3000チャット(値下げ交渉はしていない)
  • ミャンマーを出国したら橋を渡って左へ行くと、インド側のイミグレがある
  • イミグレからモーレ(インド側の国境の街)の中心部までシャトルバスがある(ダイヤは存在しない)
  • インパール行きのバスは7時台と13時台。この時点で15時を過ぎるので、シェアタクシーしか選択肢は無い
  • インパール行きのシェアタクシーの相場は1500ルピー/1台っぽい
  • モーレからインパールまではシェアタクシーで4時間。悪路の峠越え
  • 途中、大渋滞のパスポートチェックあり
  • ヤンゴンからインパールまでは合計30時間
    ヤンゴン>カミョーレ(19時間)
    カレーミョ>タムー(5時間)
    タムー>イミグレの手続き(1時間半)
    モーレでドライバーと喧嘩したり両替する(30分)
    モーレ>インパール(4時間)
  • 気力、体力、命を削りたくない人には絶対勧めない

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