旅とか雑記とかを冗長に

アジアハイウェイ1号線の旅 激走東南アジア編【12日目①】バングラデシュからインドへ陸路国境越え(ベナポール、ペトラポル)


ーーーこの日のミッションーーー

  • バングラデシュを出国してインドに入国する
  • インドルピーへ両替する
  • ペトラポル(インド側の国境の街)からコルカタへ行く

ーーーーーーーーーーーーーーー

車内が騒がしくなって目が覚める。

どうやらトイレ休憩らしい。

バスを降りると、真っ暗な中にポツンと寂しげなトイレの明かり。

中に入ると、うん汚い。

有料のトイレなのに汚い。

予想を裏切らずに汚い。

息を止めて用を足す。

そして再びバスは走り出す。

また車内が騒がしくなって目が覚める。

今度は川を渡るためにバスごと船に乗ったみたい。

バスを降りると、船には沢山のバスが詰め込まれている。


トイレに行ける時に行っておこうと思い、バスを降りてトイレ探索。

トイレのドアを開けて中に入って衝撃。

うん、凄く汚い。

今まででナンバーワンに汚い。

便器が詰まっていて、そこに皆がするもんだから、大と小の混合物があふれている。

表面張力の限界をはるかに超えている。

こんな所を目がけて僕のキャノン砲を打ち込むわけにはいかない。

確実に跳ね返りが来る。

それ以前に、便器にこれ以上近づけない。

トイレの隅に排水溝があるのを見つけて、そこに向けて放水することにした。

次に起きた時は国境目前。

車掌さんが前の乗客から順に何か話しながらお金を受取っている。

でも僕の順番になると車掌さんは行ってしまう。

「外国人には関係無いことなのかな?」と疑問でいっぱい。

ベナポールに着いてバスを降りる時に、さっきの疑問について聞いてみる。

どうやら出国カードや出国税の代行屋を使うかどうか聞いていたらしい。

聞いてくれよ。

どうしようかと考えたけど、国境で時間がかかってインド側のバスを乗り過ごしたら困るから頼むことに。

出国税は500タカ、代行手数料は150タカ。

ここでパスポートを預けることになる。

そしてインド側で待っているバスに乗る目印に、僕の服にシールが貼られる。

ーーーお役立ち情報ーーー

  • コルカタ行きのバスはベナポール(バングラデシュ側の国境の街)まで3列席のVIPバス。トイレは無い
  • ダッカ-ベナポールとペトラポル(インド側の国境の街)-コルカタのジョイントチケットで1700タカ
  • バスはダッカを22時発、ベナポールに翌7時着(実際には出発が遅れた)
  • トイレ休憩は1回。他、乗船時にトイレを使用可能

ーーーーーーーーーーーー

車掌さんが先導して、乗客皆でイミグレへ向かう。

だんだんと人が多くなり、何度もはぐれそうになる。

必死に着いて行く。

イミグレ前で僕達の一団は待機。

すでに長い行列。


他にも僕達のような一団がいくつかいる。

代行屋がその一団の所へやってきて、パスポートを見ながら名前を読み上げている。

呼ばれた人から順にパスポートと諸々の書類を受け取るシステムらしい。

僕達の一団には一向に代行屋が来ない。

行列はどんどん進んで行く。

インド側のバスがいつ出るのかわからないので焦る。

やっと代行屋が来て名前を読み上げるんだけど、僕の名前は呼ばれない。

呼ばれないことは、読み上げる前からわかっていた。

代行屋の持っているパスポートの束はすべて緑色。僕の赤いパスポートが入っていないことは一目瞭然。

焦る。焦る。焦る。

僕だけが一団から離れてしまう。

インド側のどこでバスが待っているかわからないし、置いて行かれることは十分にあり得る。

そもそも大事なパスポート、本当に戻って来るよね?よね?

なんで僕のパスポートだけ戻ってこないの?

不安に包まれる。

しばらくして、ようやく代行屋が僕のパスポートを持って来る。

パスポートと一緒に受け取る出国税の紙はコレ。

この紙が無いと出国できない。


急いで行列に加わってイミグレのカウンターに並ぶ。

何個もあるカウンターは、どれも大行列。

一団とはぐれて焦っているけど、今できることは並ぶことしかない。

それにしても列は進まない。

進まない。

進まない。

進まない。

やっと順番が来る。

イミグレの職員はパスポートを受け取ることなく、僕を見て一言。

職員「お前はあっちのカウンターに行け」

僕(マジっすか?こんだけ並んでマジっすか?)

言われた方へ行くと、誰もいないカウンターに目立たないように「外国人用」と書かれている。

そう。カウンターには誰もいない。

イミグレ職員がいないんだよー!!!

神はまだ試練を与えるのか!!!

うん決めた。もうバスには乗れない前提で行動しよう。

その方が精神衛生上いいだろう。

しばらく待ってみるけど、もちろん誰も来ない。

近くのカウンターでバングラデシュ人の出国審査をしている職員に言ってみるけど解決に至らない。

なぜなら大行列を作っているバングラデシュ人の出国で忙しいから。

でも大丈夫。だって僕はバスに乗り遅れる覚悟を決めたから。

コルカタまでどうやって行くかって?そんなこと知りません。

     

結局、職員が来るまで20分ぐらい。体感的には2時間ぐらい。

職員は僕のパスポートの情報をPCに入力しながら不思議そうな顔。

そして何度も入力し直す。

何度も何度も。

そして他の職員を呼んで、僕は別室送り。

でも大丈夫。だって僕はバスに乗り遅れる覚悟を決めたから。

別室にあるPCで僕の情報をまた入力。

結果は同じみたい。

パスポートに問題があるとのこと。

いや、問題はそのシステムだろ!もしくは入国した時にイミグレが入力し間違えたかだよ!

心の中で猛烈なツッコミ。

20分ほど経過して、ようやく無事出国。

でも大丈夫。だって僕はバスに乗り遅れる覚悟を決めたから。

イミグレの建物を出ると、出国税の紙がいたる所に落ちている。

チェックする職員はいない。

こんなんでいいのか?

インド側のイミグレのカウンターに並び、お決まりの入国審査が終わると、やっとパスポートに入国スタンプをゲット。

無事インド入国。


これがインド側から見た国境。


さて、両替しなくちゃならない。

と思ったら、目の前に両替屋。

手持ちの米ドルとバングラデシュタカをインドルピーに両替。

少し歩くと男性が近づいて来る。

どうやらバスの係員らしい。

バングラデシュ側で服に貼られたシールを見せると、近くにあるバスのチケット屋を指差して「あそこで待ってろ」と言われる。

正確には、シールはすでに粘着力を失っていたので、持っていたクリアファイルに挟んでおいていた。

どうやらバスに間に合ったらしい。

ーーーお役立ち情報ーーー

  • 国境でバスを乗り換える(ちゃんと指示してくれる)
  • 目印のシールは無くさない
  • バスを降りたら集団からはぐれない
  • 集団とはぐれるリスクを減らすため、出国カードと出国税の手続きは代行してもらった方がベター。出国税500タカ、代行手数料150タカ
  • バングラデシュ側のイミグレは外国人専用のカウンターがある。集団から離脱する前に皆の顔を憶えておく
  • インド入国後に両替屋がある

ーーーーーーーーーーーー

待合室にはダッカから一緒だった人が数人バスを待っている。

(バスは複数便あって、出入国が終わった人からバスに乗って、いっぱいになったら発車する方式?)

9時頃にバスが来たので乗り込む。

4列シートのバス。

ダッカで指定した席は国境までしか有効じゃなく、国境からコルカタまではテキトーに詰め込むらしい。


12時頃に軽食休憩になって、さらに走ること1時間ぐらいでコルカタに入る。

コルカタに入ると、乗客がパラパラと降りていく。

終着点で全員が降りる方式じゃない雰囲気。

車掌さんが僕の所へ来る。

車掌さん「どこで降りる?」

予約していた宿は安宿街で有名なサダルストリートから歩いて10分ぐらいの場所。

僕「サダルストリートで降りたい」

結局、僕は終着点で降りる。

サダルストリートの近くがバスの終着点だったから。

ーーーお役立ち情報ーーー

  • コルカタ行きのバスはペトラポル(インド側の国境の街)から4列の普通のバス。トイレは無い
  • バスはペトラポルを9時頃発、コルカタに14頃時着
  • トイレ休憩は1回。そこで軽食休憩

ーーーーーーーーーーーー

着いた場所はココ。

     

0 comments:

コメントを投稿