ーーーこの日のミッションーーー
- バスでハジャイ(タイ)へ行く
- マレーシアを出国してタイに入国する
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8時起床。
ペナン3日目の朝。
この日も1階にあるカフェスペースのラテでスタート。
もちろん美味い。
前日に予約したハジャイ行きのバスは14:45発。
ここからバスターミナルへは歩いて20分ぐらいなので時間をどう潰そうか悩みどころ。
結局、チェックアウトの時間ギリギリまで部屋でダラダラして過ごす。
12時前にチェックアウトしてバスターミナルへ。
チェックアウトする時も、この宿のスタッフは皆優しい。
バスターミナルへ到着するも、目的のバスがどこに来るのか見当もつかない。
普通の路線バスの停留所はわかるんだけど。
インフォメーションらしきカウンターには人がいない。
一人で悩んでいても解決しないので、ターミナル内にある売店の店員に予約したバスのチケットのスマホ画面を見せてどうすればいいのか相談。
チケット屋が近くにあるとのことで、そこに行ってみる。
チケット屋の場所はココ。Star Express。
周りには似たようなチケット屋が数軒ある。
チケット屋に入ると、おばちゃんがスマホ2台で電話しながら客を対応。
スゲェ!聖徳太子もビックリ。
少し待って僕の順番。
おばちゃんに話すと、レシートっぽいバスのチケットを発行。
「あそこの旅行代理店で待て」と遠くを指差す。
少し不安になりながら指していた方向へ歩くと「NEW ASIAN」と言う旅行代理店を発見。
旅行代理店の場所はこの辺。NEW ASIAN。
とりあえずやることはやった。
後はバスを待つのみ。
時間もあるので近くのフードコートでオレンジジュースを注文。
生搾りのジュースで美味い。
そろそろ時間かと思って、さっきの旅行代理店前へ。
他の場所へ行くバスは数台来るけど、待てど暮らせどハジャイ行きのバスか来る様子が無い。
本当にココで待ってればいいの?
いい加減不安になって来る。
もうすぐ出発予定の時刻なんですが。
忙しそうに接客中の旅行代理店のおばちゃんに確認。(割り込んでごめんなさい)
やっぱり「ココで待ってろ」と言う。
そのまま30分ぐらい待機。
待ちながらも「さっきハジャイ行きのバスについて聞いたへなちょこ外国人ですよー」ってチラチラおばちゃんに目くばせしてアピール。
そうすればバスが来た時に教えてくれるような気がする。
バスは相当遅れて到着。
おばちゃんが僕に向かって「アレに乗れ!」って指差す。
ふぅ。アピールした甲斐があったぜ。
バスはハイエースみたいなミニバス。
僕の他に乗客は東南アジア系の女性が一人、残りは全員中華系のおじちゃんおばちゃん団体。
写真はマレーシアのドライブインで撮影。
写っているのは中華系のおじちゃん。
車内はすんごい騒がしい。
ザ・中華系。
声はデカイし、なりふり構わない。
けど、基本いい人だから嫌いになれないんだよなー。
バスはペナンを離れてタイとの国境を目指す。
夕方になって国境到着。
マレーシア側はバスを下りてスタンプをもらうだけ。
再びバスに乗ってタイ側のイミグレへ向かう。
車中、突然中華系のおばちゃんがチョコレートケーキを頬張りながら「お前も食うか?」と僕に勧めて来る。
軽くウケた。
だって今国境。
マレーシア側を出国して、まだタイに入国してない。どの国にも属していない宙ぶらりんの状態。
島国出身の日本人には特殊な場所。
バスはすぐにタイ側で止まるんだから、どう考えてもケーキを食べる時間なんて無い。
緊張感なさ過ぎ。
でも嫌いじゃない。
やっぱり前述の通り基本いい人。
ケーキは丁寧にお断りしたけど。美味そうだったな。
タイ側のイミグレに着いて、自前のボールペンで入国カードを記入。
後ろから中華系のおじちゃんが僕のボールペンを指差す。
(なんだ、ボールペンを持っていないのか。書き終わったから貸しますよ)
ボールペンを渡そうとすると、おじちゃんはパスポートを僕に押し付けながら「英語もタイ語も読めないから、代わりに書いてくれ」と言う。
マジかよ。
えぇ、書きましたよ。1枚ぐらい手間じゃないし。
気がついたら8枚書いていたんですけどね。
そう。そんな僕を見て、他のおじちゃんおばちゃん達もすがるように僕にパスポートを押し付ける。
いいの?よく知らない僕にパスポートを渡しちゃって。
しかも僕に渡したら無用心にどっか行っちゃうし。
さすがに8枚はキツい。
しかもミドルネームを持っている人が何人かいて、カードにどう書いていいかわからない。
で、結構テキトーに書く。
ちなみにパスポートを見ると、国籍はインドネシアやシンガポール。
テキトーだったので何人かは入国審査時に軽く揉めて、入国審査官に「自分でこのカードに書いたんだろ?なぜ分からないんだ?」って怒られてるw
宿泊先の欄を無記入にして揉めていることに気づいた時は、周りにいるおじちゃんおばちゃんのカードをダッシュで回収して追記しといたけど。
けどパスポートだけ渡されて宿泊先なんて書けないってw
入国審査は僕の番。
対応した人は超美人な女性。
タイでよく見るピチッとした制服最高。
タイに入国すると、街の看板がアルファベットからタイ語に。
それだけで一気に空気が変わった感じ。
19時頃。辺りはすでに真っ暗。
ハジャイの街に入って、ドライバーが乗客全員にどこで下せばいいか聞いてくる。
東南アジア系の女性はハジャイが地元らしく、途中で下車。
中華系のおじちゃんおばちゃんはなんたらって言うホテルまで。
僕は予約した宿の名前を言おうかと思ったけど、大きなホテルでもないからどうせ知らないだろうし、バスターミナルで下ろしてもらうことに。
そこからバイタクか何かで宿まで行けばいい。
バスターミナルで降りる時は、中華系のおじちゃんおばちゃんに思いっきり手を振られ、拍手&万歳でお別れ。
全員の入国カードを書いた謎の日本人はヒーロー扱い。
ホント、嫌いになれないんだよなー。
面白い出会い。
ーーーお役立ち情報ーーー
- ハジャイ行きのバスは12人乗りのバン。40リンギット
- バスはペナンを14:45発、ハジャイに19時半頃着(実際は出発が遅れた)
- 同乗者と一緒に国境を越えるため、国境で両替は困難。両替所は見なかった。ハジャイ到着後にATMでの現金入手を推奨
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