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自宅のフローリングを張り替えた話 2/4(実作業編①)

event_note2/11/2023 forumNo comments

① 巾木を剥がす

必要な工具はコチラ。(電動ドリルは不要) 



バールのようなものと金槌。

こいつで巾木を剥がしてから体力が尽きるまでフローリングを剥がします。

巾木:壁と床の接合部分にある木の板

早速バールの先端を壁と巾木のわずかな隙間に差し込んでエイっと力をかけると取れました。巾木が。

いや、巾木のかけらが。

今となっては写真が無いのが残念なのですが、初手ですでに予想の斜め上を行く光景が眼前に。

巾木が剥がれない。

剥がれないというか、事前に調べていた巾木とどうやら違う構造。

調べてみると、我が家の巾木は「溝しゃくり巾木」というもので、剥がすことができないようです。

問題はそれだけではなく、床を張り替える場合、巾木を取るために壁も張り替えないといけないらしい。

今なら退ける…今なら退けるぞ…でもやっちゃうか 




作業は続行。

ただし巾木を取り除くことは不可能なため、巾木を取り付けた状態でフローリングを張り替えよう。

フローリングは巾木の下にまで食い込んでおり、その部分をどうやって取り除くかはノープラン。

行けばわかるさ。

② フローリングを剥がす

巾木剥がしは中断となったので、フローリングをバールで剥がしていきます。

最初に取っ掛かりを作るのに苦戦したけど、まあこんな感じ。


 

フローリングは根太(写真で見えるフローリングを支える木材)に接着剤と釘で固定されていました。

最初は効率良く剥がすことができず苦戦。

開始から3時間。

これだけですんげぇ疲れたし、もう夕方になってしまったのでこの日は終了。

翌日、すでにフローリングを一列剥がしてしまっている状態を見て思ったことは

「もう後に退くことはできない」

とりあえずできそうな個所から作業開始。

けれど巾木を取らないで作業をしているため、どうしても壁面に近いフローリングを剥がすことが難しく、こんな感じになって作業速度が著しく低下。 





ここまで剥がすと足場が必要になり、2枚の板で足場を確保。

これは危険な作業方法な気がする。 



なんとか2日でフローリングを全て剥がせました。

この日の作業も3時間。

6畳間のフローリング全て剥がすのに、なんと6時間。

巾木が例のヤツのため、壁と床の間にフローリングが残っている個所が多数。

これをなんとかしなけりゃならない。

②-a フローリングの残骸を取り除く

3日目。

この日は巾木の下に挟まっているフローリングの残骸を取り除きます。

すべてを綺麗に取り除けるとは思えないので、できる範囲ということで。

現在の状況はこんな感じ。

壁直下に残骸が残っています。 



このフローリングは、根太(下の木)に接着剤で固定されているため、単に引っ張るだけでは取り除けません。壁や巾木があるので上方向に持ち上げて剥がすこともできません。

そして写真中央に金属が見えます。

壁直下、巾木の上から釘を打ってフローリングを貫き、根太まで刺して固定しているようでした。

この釘が一定間隔で打たれているので、作業はより一層困難でした。

ノミのようなものでコツコツ剥がしたり、電気ドリルで強引に砕いたり。

力仕事ではないけれど、相当疲れました。

この日の作業は2時間。

作業後は翌日必要になる材料を調達しにホームセンターを奔走。

4日目も数時間同じ作業の後、根太を平らにする作業へと進みました。

②-b 床下を見てわかったこと

床下には断熱材が綺麗に敷かれていませんでした。

状況は写真の通り。 



断熱材は写真奥に寄せられていたり、中央左にグチャッとなっています。

恐らく家を建てたときにはきちんと敷かれていたのでしょう。

その後、電気工事をした人が断熱材を脇に避けてそのまま作業を終えたのかな。

断熱材があるにもかかわらず、その効果はない状態でした。

そして今回の作業の動機となったフローリングの一部が体重で沈む問題。

問題の個所は断熱材がまとまっていた個所でした。

この個所の空気の流れが滞留して、フローリングの劣化を早めたのかな。

ちなみにフローリングの劣化度合いは、危険な状態ではなかったとわかりました。

フローリングは薄いベニヤ板を繊維が交差するように何層にも重ねられていて、かなりの強度があります。

各層が接着剤で固められているようで、その接着剤が経年劣化して剥がれてきているようでした。

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