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パヤムで過ごした日々(パヤム編)

event_note5/31/2026 forumNo comments


2026年3月にタイのパヤム島に行ってきました。

パヤムで過ごした14日間+αがとても素敵だったので、この体験と感じたことを冗長に投稿。



プロローグ

2019年にマレー半島を北上しながら縦断。その時に立ち寄ったラノーンの宿で知ったのがパヤム。なんだかめっちゃワクワクしそうな匂いがしたけど、帰国後に調べてみようとその時はスルー。

今回はたまたま長い自由時間を確保できたので、どうしようかと考えても答えが出ず、毎度のごとく「悩むなら行っちゃえよ」と勢い任せに航空券を購入。

この島を知った時の記録はコチラ

準備

思い立った翌日に航空券を購入。出発は6日後。スタートダッシュだけは早い。

最初は真面目に航空券をエクセルで比較。散々悩み、考えるのが面倒になって勢いで表のピンク色の航空券を購入。


購入後に往路の便が23時間のトランジットという驚愕事実が発覚。1泊分の宿泊費と食費、そしてタイで過ごす時間が1日減ってしまう。

わざわざ作ったエクセルはまったく意味がなく、思考することを諦めた自分が恨めしい。

行きは目的地まで絶え間なく忙しくなりそう。可能なものは先に予約。


「テキトー」との記載は現地で流れに身を任せよう。その方が面白いし、そもそも調べるのが面倒。

空白期間も「テキトー」。まずは目的のパヤム島を目指し、気が向いた場所に立ち寄りながら帰国便までにバンコクを目指そう。

時間だけは作った。あとはその場のノリで過ごした方が楽しいだろう。きっと。

パヤムでの日々

パヤムではバンガローとバイクを借り、浜辺の木陰やバルコニーでゴロゴロ。たまにバイクで他のビーチを見に行ったりビールを飲んだりリラックスの日々。

あまりに居心地が良く、結果的にギリギリまで延泊の繰り返し。許されるならもっと居たかった。

思い返せば「何もしない、何も考えない」時間。当然詳細な記事を書けるほどの記憶はない。何もせず、何も考えなかったので。

なので今回の体験を思い返せるだけ項目ごとにまとめてみます。

自然にダイブ

晴天のアンダマン海はとても美しい。ビーチの砂はきめが細かく鳴き砂。ビーチによって砂の色も少し違う。そしてとんでもなく遠浅。潮が引くと100m以上向こうまで歩くことが可能。裸足がとても気持ち良い。


夕陽はとても感動的。このために島の西側の宿を探した自分に乾杯。


夜は満点の星空。天の川まで見える。オリオン座の見える角度が日本と違っており、遠くまで来たことを実感。

日が傾き始めると蚊が飛び始め、身体中が吸血の餌食。その内の1ヶ所は膿んで大変なことになり、帰国後に1ヶ月以上通院する羽目。

道端の野良カシューナッツの果肉を齧るとイチゴのように甘い。落ちている野良マンゴーの拾い食いも美味かった。


何もしない最高

到着翌日からハーフパンツのみの半裸(ノーパン)で過ごすスタイルが定番。解放感がヤバい。もうビーチで大の字。空を見たり海を見たり。おかげで日焼けしまくり。

午前中はバルコニー、昼は浜辺の木陰でゴロゴロしながら海風に当たるのが日課。半裸でバイクに乗ると、直接肌に当たる風と日差しが気持ち良い。

ビーチを歩ける所まで行ってみたり、別のビーチを覗きに行ったり、向かいの宿でビールを飲んだりの日々。

歩いてすぐの海沿いのバーで、夕陽を見ながら飲むピニャコラーダは格別。



パーティー

滞在数日目にビーチ沿いのバーでたまにパーティーを開催していることに気が付く。パンガンの様な派手さや商業的なものではなく、自由な雰囲気で居心地が良い。

そろそろ帰るかとバーを出たら、潮が満ちていて暗いビーチを膝上まで海に浸かりながら500mぐらい歩いたのは今となっては良い思い出。しかも2回。



印象的な人たち

常連となったワッフル屋の少女。僕に気付いて見せてくれる笑顔は百万ドル。

バイクで転倒した欧米人。助けてあげたものの神と交信中のようで会話にならず、そっとしといたけど大丈夫だったのかな。

観光客はほぼ欧米人。住人以外は日本人どころかアジア人も見ていない。何年滞在しているのかと思うほど現地人以上に日焼けしていたり、うつ伏せトップレスだったり。



旅インポ

某YouTuberが「旅インポ」なる言葉を使っていました。旅が長くなると非日常が日常になって感動や不安の揺れが小さくなったり、旅に疲れてしまう現象のことと理解。

今回は7年振りの海外にも関わらず、スタート直後から旅インポを自覚。時が経っても旅インポはリセットされていない。

また若い頃のように期待以上の不安を持って飛行機に乗りたい。完治したらもう少し鮮やかな世界を見ることができるのかもしれない。

しかし、どうやら僕の旅インポは不可逆のようだ。

今回の旅も、計画段階から帰国まで不安を感じる場面は一切無かった。旅インポが完治するほどの予測不能なアクシデントを期待して、無意識にいい加減な計画を立てていたのかもしれない。



旅インポの原因は3つぐらい思い当たる。

1. 旅への慣れ

僕の歴代パスポートには結構な数のスタンプがある。回を重ねるにつれ、大イベントであるはずの国境越えなどに不感症。今までの小さな成功体験の積み重ねが不安を拭い、新たな不安や困難に対しては意識的にも無意識的にも考えないことが旅の処世術だと身に付いてしまっているようだ。

2. スマホ

便利すぎる。宿を探す苦労も道に迷う苦労も皆無。翻訳機能の精度も高い。日本にいる嫁さんに近況報告するのも容易。結果、旅に対する難易度は低くなる。

今回初めて知ったのは、Netflixは海外から見ることができないということ。予めダウンロードしておけば良かった。

3. 英語

僕の英語力はTOEIC 650点。これは5年前の点数。今受験したらもっと低いだろう。

ペラペラには程遠いけど、旅で使うフレーズは限られているのであまり困らない。そもそも互いの母語が英語じゃないから表現や単語レベルは双方互角。しかも互いに母語を話しても何故か意思疎通できる不思議を幾度となく経験。

大事なのは「伝えようとする意志」と「理解しようとする意志」。言語はそれを補うものでしかない。

まとめ的な

特段やりたい事が無く、迷いながら「エイヤー!」で航空券の購入に至った感のスタート。

そんな僕はパヤムの静かなビーチを見て「来ることを選択して良かったんだ」と身体の芯で感じました。

やりたい事なんてなかったのかもしれない。だから別に頑張って何かをしなくてもいい。

今回の旅を一言で表現すると「The 夏休み」な時間。



毎度のごとく出会った人皆が優しく、そして人の少ない静かな自然で素敵な時間を過ごすことができました。本当に感謝しかありません。ありがとう。

10代の頃から細切れで旅をして見つけた、数ある、そして数少ない終着点と思えたパヤム。終着点は一つじゃなくてもいい。

また行きたいな。

パヤム編 了

次回「パヤムで過ごした日々(番外編)」へ続く

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