旅とか雑記とかを冗長に
2022年の年末、自宅のフローリングをクッションフロアに張り替えました。
DIYってホームセンターで買った材料で棚を作るとかをイメージすることが多いと思います。
今回はそんな枠から少しはみ出して、大工さん寄りな作業に挑戦。
せっかくなので覚え書きの意味も含めて綴ります。
僕が住んでいる家は4年前に中古で購入しました。
平成5年築なので築29年になります。
前のオーナーがまめにリフォームしていたらしく、築年数のわりにとてもいい状態で購入することができました。
1階のフローリングは過去に張り替えたようでほぼ新品なのですが、2階は張り替えていないようでした。詳細は分かりません。あくまで想像です。
そのため、約30年経過した2階のフローリングは、踏むと若干沈む場所がありました。
床が抜けるなんてことはないでしょうが、なんとなく気になっていました。
フローリングの張り替えをすると一体いくら必要なのか、調べると10~15万円ぐらいでした。
費用を調べながら「それなら自分でやった方が良くね?」って結論に至りました。
もちろん経験はありません。普段からDIYを積極的にやる人間でもありません。
この時思ったことはこんなこと。
やると決めても、どうやって手をつけたらいいのかわかりません。
家の構造も知りません。
作業は時間がかかるだろうし、取り返しのつかないことをやってしまうかもしれません。
とりあえず片っ端から調べました。一般的な床の構造はどうなっているのか、フローリングはどうやって剥がすのか、どんな工具が必要なのか。
そこで気が付いたのですが、どうやら新しいフローリングを張るよりも、クッションフロアにした方が材料費が安くなり、作業も簡単そうに思えました。
張り替え予定の部屋は洗濯物を干したり大量の漫画を保管しているだけの部屋なので、フローリングにこだわる必要はありません。
そして作業はこんな感じで進めればいいかなというイメージがつきました。
① 巾木を剥がす(根性で)
巾木:壁と床の接合部分にある木の板
② フローリングを剥がす(根性で)
③ 根太を平らに整える
根太:フローリングを支える木
④ 合板を張る
⑤ クッションフロアを貼る
所要日数がどれぐらいかわからないから、年末にやってみることにしました。
結論から先に。
海外の固有名詞の呼称は一度考え直した方がいい。(特に中国)
今回は海外の地名や人名の読み方についての疑問について綴りたい。
僕は次に挙げる2つの出来事を経験してから大いに疑問を持っている。
タイの孤島で隣の部屋になったジローラモとそっくりなイタリア人と話をしたときのこと。
僕「イタリアにはどうやって帰るんですか?」
ジローラモ「ヴィエンで乗り換えて帰るよ」
ヴィエンとは如何に。
ヴィエンがどこだか知らない僕に「おいおい、ヴィエンも知らないのかよ」的な冷めた空気が流れた気がしたのは、決して僕がネガティブなだけではないと思う。
さてこの「ヴィエン」、帰国後に調べるとオーストリアの首都であるウィーンを指す言葉だと知った。
嗚呼、あの少年合唱団とかオーケストラとかすごい的な場所か。(ザックリした知識)
オーストリアの公用語はドイツ語。ウイーンをドイツ語で書くと「Wien」。読みを近いカタカタで書くと「ヴィエン」らしい。
ちなみに英語では「Vienna(ヴィエナ)」。
おいおい、日本人が知っているウィーンのかけらもないじゃないか。
これもタイでの出来事。
バスで同乗した中国在住のオランダ人女性(若干タイプ)と話したときのこと。
僕「中国ですか。先日、香港からShenzhenに行きましたよ」
Shenzhenとは、深圳(日本読み:シンセン)のことである。
この時は数ヶ月前に深圳に行ったばかりだったため、たまたま英語のスペルを憶えていた。なので日本語読みの「シンセン」と言わず、英語読みで対応できた。
とは言え、スペルをそのまま読んだので「シェンジェン」と発音したと記憶している。「シェンチェン」が近い発音のようだ。
この時はなんとなく通じたみたいだし、それ以前に僕の英語力が不足しているからコミュニケーション全体としては「ジェン」だろうが「チェン」だろうが彼女からすれば誤差の範疇か。
さらに若干政治の話になって毛沢東をマオツートンと言えた自分を大いに褒めてあげたい。
これら2つの出来事は、僕にとって海外の固有名詞の呼称を考えるいい機会となった。
現地読み、日本読み、英語読み、色々ありすぎて何が正しいのかすらわからない。けど日本読みは世界で通用しないケースが多いようだ。
日本独自の読みしか知らないのであれば、確実に国際的とは言えないであろう。
まず会話についていけない。
最近の例で言えば、外務省がウクライナの首都の読みをキエフ(ロシア語読み)からキーウ(ウクライナ語読み)に変更した。
外務省Web 「ウクライナの首都等の呼称の変更」より
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press1_000813.html
これは現地読みを優先した良い例だと思う。
近隣諸国、とりわけ漢字が使用される2つの国の例を挙げたい。
中国の地名・人名の呼称は相互主義ってのが優先されているらしい。
僕の理解が間違っていなければ「同じ漢字文化圏なので、互いの国の読み方で自由に読もう」って感じだと思う。
相互主義、いらなくね?
互いを尊重しすぎてわけわからんことになっている。
韓国とは1984年から「現地読み」ってことになっている。それ以前は中国と同じ相互主義が採用されていたっぽい。
2022年時点の韓国の大統領は「尹錫悦」と書いて「ユン・ソギョル」。
もう漢字表記はやめてカタカナ表記にして欲しい。読めない。
韓国では漢字の廃止によって多くの人がハングルしか読めなくなっている現状を考えても、漢字表記には無理があると思う。
いやもうさ、全世界で読み方は統一して欲しい。混乱するから。
僕にとって海外の人と会話をする機会はそうそうないけど、「ヴィエンも知らないのかよ」なんて思われたくないし、日本人の教育の程度が低くみられるから。
と、ここまで書いてなんだけど、「日本」は現地読みが「ニホン」だったり「ニッポン」だったり、統一されてなかったことを思い出したわ。
了