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アジアハイウェイ1号線の旅 狂宴南アジア編【13日目②】アムリトサルの迷宮路地と黄金寺院


(この文章の一部はフィクションです)

18時過ぎに思い腰を上げて、何か食べることに。

よく考えれば、この日は胃にほとんど入れていない。

宿を出ると外は冷えている。

この街は細い路地が入り乱れていて方向感覚を失わせる。

すごい好きな雰囲気。

前回の旅で訪れたバングラデシュのダッカをコンパクトにした雰囲気の街。


飯屋を見つけたので中に入ってみる。

頼んだのはバターチョウミンと、


スイートコーンスープ。


冷えた身体がやっと温まる。

バターチョウミンはバターの香りがとても良い。

さっきまで身体が重くて寒くて「風邪でも引いたか?」と心配になったけれど、なんて事は無い。ただの燃料切れ。

気力も体力も戻ったので、街を少し歩くことにする。

路地には牛やロバ、野良犬。


狭い路地が縦横無尽。

迷子になりそう。


金物屋さんかな?

いい味出してる店。


写真を撮らせてもらっていたら「子供と一緒の写真も撮れ」と言われる。


路地散歩に戻ると、道の真ん中にほこら的なものを発見。

RPGだったらセーブポイントに違いない。


わかりづらいけど、写真中央右から左上に伸びている物体は木。

ほこらから伸びている。

この写真だと根本がわかりやすいかな。


地域の人に大事に祀られていることがうかがえる。

当てずっぽうに歩いたから方向がわからなくなる。

けれどGoogleマップはあえて使わずに探検を続行。

しばらくすると大きな広場の脇に出る。

アムリトサルに来たら、是非行きたかった黄金寺院の敷地。

宿はこの寺院の脇にあるから、寺院沿いを歩けば戻ることができる。

なんで黄金寺院を見たかったのか理由は忘れたけれど、もう10年以上も前から見たいと思ってた気がする。

パキスタンとの国境近くにあって、シク教の総本山。

シク教ってのは、ヒゲを生やしてターバンを巻いた、まさに日本人がイメージするインド人像なんだけれど、実はインドでは少数派らしい。

彼ら彼女らは肉を食べるからインド人の中ではガタイがいい。(食べない人もいる)

アムリトサルはシク教の聖地なのでターバン率が高い。

たぶん80%ぐらい。(感覚値)

入り口を見つけたので早速入ってみる。

寺院内は神聖な場所なので土足厳禁。

靴を預けて裸足になる。

皆の脱いだ大量の靴が床にあり、その靴を長い棒で丁寧に揃える係の人がいる。

(こりゃ帰りに靴を探すの大変だな)

裸足で寺院内部に入る前に、浅めのプールのような足を洗う場所がある。

足を清めなければならない。

冷たい。

その後城門のようなものをくぐる。

するとえらい剣幕で座っている人に怒られる。

超ビビる。

髪(僕の場合は頭皮だが)を隠さないと中に入れないらしい。

バンダナ的な布が置いてあって、それを巻けとのこと。

髪を隠すことはシク教徒が大切にしている。

礼を欠いたことをしてしまい反省。

そしてゲートをくぐる。


感動した。

一気にテンションが上がった。

黄金寺院が「黄金」と言われる所以を体感。

すごい広い敷地、そのすべてが綺麗。

夜に来て良かった。

でもこれだけじゃない。

敷地の中央には大きな池があって、その池の中央に天守閣的な建物がある。

日本語だと内院?そんな感じの建物。


写真右から伸びている内院へ向かう通路には、大勢の人が行列を作っている。

さすが総本山。

世界中のシク教徒が、この地を訪れることに心の安らぎを感じているんだろうな。

周囲を見ると、地に伏せてお祈りをしていたり、池の縁できらびやかな灯りを見ていたり。

いやー、本当に黄金寺院だわ。


池を一周しなから見惚れる。


そんなこんなで黄金寺院は感動。

宿から寺院までは歩いて3分なので、翌日もまた来よう。

帰りに預けた靴を取りに行ったら、靴を揃える係の人が僕を見ただけで沢山ある靴の中から僕の靴を探し出し、長い棒で器用に目の前に揃えてくれる。

プロって凄い。

宿に戻ると受付に人がいる。

払ってなかったラッシー代を払って部屋に戻る。

宿の屋上で前日にラジュから手に入れたチャラスを吸おうと思い、部屋でタバコをほぐして巻き巻き。

再び部屋を出て、宿の人に屋上へ行きたいとお願い。

階段を登ると、2階はオーナー一家の住居の模様。

屋上へ出ると、黄金寺院が綺麗。


いや、最高。

「アムリトサルって素敵だな」とか「シク教徒ってこんな素敵な街を聖地にしているのかー」とか感慨にふける。

オーナーは屋上の鍵を開けてから下りると思っていたんだけれど、僕と話したいみたい。

目の前で吸ったら良くないかとも思ったんだけれど、断ってからチャラスに火を着ける。

後で知ったんだけれど、黄金寺院の周囲はシク教徒にとって神聖な場所だから禁煙らしい。

オーナーは特別に目をつぶってくれたんだと思う。

オーナーとは屋上で色々話す。

互いの仕事の事(僕の場合は無職なのでやってた仕事の事)、家族の事、文化風習の事、旅の事。

そして部屋に戻ると電話が鳴る。

着信はデリーでお世話になったラジュから。

ラジュ「急に電話してごめんね。僕とLINEが繋がってる人へ、僕の名前を名乗って詐欺する奴がいるみたいだから、気を付けて欲しいと思って電話したんだ」

どこまで行っても親切で日本人のような距離感。

ありがとう。

本日はこれにて就寝。

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